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飯嶋曜子ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

飯嶋曜子ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

北イタリア・ドロミテ山塊の景観

研究内容

グローバリゼーションが進展するなかで,日本やヨーロッパの諸地域がいかに変容しているのか,そこでいかなる問題が生じ,どのような空間政策がとられてきているのかを明らかにする。
EUや中央政府・地方自治体・コミュニティ等の多層的なレベルでの,新たな動きや政策を分析する。特に,地域間格差に注目し,都市・農村問題と空間政策(都市政策や地域政策など)に焦点を当てる。都市再開発,農村振興,コミュニティ開発,まちづくり等をキーワードに,地理学的観点から日欧を比較分析する。
また,地図や統計を用いた地理学的な地域分析手法を身に着けることも目的の一つである。

ゼミナール活動の進め方

商店街調査(神戸)

都市・農村問題や空間政策に関する日本語や英語の文献を輪読し,基礎的な理論を身につける。ディスカッションを通じて論点を整理し,各自の問題意識や研究関心を明確にしていく。また,地域統計分析や,GIS(地理情報システム)分析の基本的手法を学ぶ。さらに,具体的な地域を取り上げ,文献・統計・地図等を用いて共同で地域分析を行い,場合によっては現地での調査も実施する。


これまでに実施した共同調査地域(3年生)
石川県金沢市
兵庫県神戸市長田区
岐阜県大垣市
静岡県熱海市
埼玉県秩父市
栃木県宇都宮市
茨城県つくば市
埼玉県川越市
その他に、主に都内を中心に日帰りでの地理学巡検を実施している。

卒業論文テーマの例

・「地方分権」とは何か -ドイツの国土空間整備の変遷と地方自治の事例からの考察-
・フランスと日本における観光事業としての農業発展の可能性について
・大都市圏郊外地域における都市再編成 -埼玉県所沢市を事例として-
・東京都郊外地域 におけるFood Deserts 問題 - 清瀬市旭ヶ丘団地を事例として-
・関東大震災と首都東京の復興 -帝都復興事業-
・広島市の復興 -平和都市「広島」と広島市基町地区の再開発事業に着目して-

卒業生の進路

卒業生の進路は多岐にわたっており、様々な分野で活躍している。民間だけではなく公務員として働く卒業生も多い。