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石山徳子ゼミナール<アメリカ文化研究>

石山徳子ゼミナール<アメリカ文化研究>

研究内容

 このゼミでは、アメリカ合衆国の文化や歴史について多角的に考え、これをもとに、私たちが生活している日々の空間における社会問題についても批判的に思考する力を身につけることを目的としている。人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティといったキーワードを用いながら、アメリカ社会について勉強する作業は、私たちの思考に根を張るさまざまな差別や偏見を認識することにもつながるものである。
 卒論のテーマは自由に設定するものとする。指導教員の専攻分野は地理学であるが、学生の興味関心からも大いに学びながら、いろいろな角度からアドバイスをしていきたい。

ゼミナール活動の進め方



 アメリカ文化研究を専攻するにあたり必要な基礎知識を得るために、アメリカ研究のテキストと同時に、アメリカ研究者、ジャーナリスト、小説家がまとめた新書や文庫本などを読み、リアクション・ペーパーを毎週提出する。教員はこれにコメントをつけて返却し、作文力の向上を目指すこととする。
 授業では、課題文献に関して、担当者がさらに掘り下げた発表を行った上で、ディスカッション・ポイントを提示し、皆で討論を行う。また、ドキュメンタリーや映画を鑑賞し、討論を行うこともある。

卒業論文テーマの例

スター・バックスの歴史からみえてくるアメリカ文化
ディズニー映画における女性の表象の歴史的変化
沖縄基地問題と日米関係
ジャッキー・ロビンソンとメジャー・リーグの人種問題
マルコムXの思想とその変遷
アメリカ先住民族と環境問題