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田村久男ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

田村久男ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

研究内容

 ヨーロッパのドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス等)を対象に、主に文化・歴史面にテーマを絞り、日本とも比較しながら、歴史を遡ることでそれぞれの特徴を研究する。
 ドイツの近代国家としての統一は19世紀末であり、その後の二度の戦争をへて戦後は廃墟からめざましい経済成長を達成する。多くの点で我が国との共通点も見られるが、その一方では労働環境や移民・難民政策、過去に対する反省など、しばしば現在の日本とは対照的に論じられる。
 ドイツを中心としたドイツ語圏の社会はどのようなものか、特に日常の生活と文化、風習に視点を当てて考察する。

ゼミナール活動の進め方

 始めにドイツの社会や生活習慣を学術的に紹介した書籍・資料を使用して、広い意味でのドイツの文化について概括的に学習する。さらに、これらを基礎に参加者各自が興味をもったトピックを自由に選び、それぞれについて調査、深掘りし、研究報告を繰り返して、最終的には卒業論文にまとめる。その際、情報の入手の仕方や資料批判、発表や論文執筆における基本的なルールを学ぶ。
 なお、例年、希望に応じて夏休みを利用したゼミ合宿を企画し、セミナーハウスで研修を行い交流を深めている。

卒業論文テーマの例

・ドイツ人の余暇と働き方
・築城から考える「狂王」バイエルン国王ルートヴィヒ2 世
・ドイツの自動車産業-ベンツとフォルクスワーゲンの歴史
・ドイツにおける動物愛護とペット事情
・健全経営を続けるブンデスリーガのクラブの成功 —FC ミュンヘンとRB ライプツィヒにおける考察