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山岸智子ゼミナール<西アジア地域研究と文化理論>

山岸智子ゼミナール<西アジア地域研究と文化理論>

夏合宿での光景

研究内容

テヘラン大学近くで食べたチキンバーガー

時代の流れは分断とさらなる「内向き」の姿勢にあるように見えるが、このゼミはあえてそうした風潮にチャレンジし、多様性diversityを楽しみ、包摂and inclusionをすすめるアプローチを考える。教員からは西アジアやイスラーム世界とグローバル化の現状を理解し把握するための例が示されるが、ゼミ生各々が自分の問題として捉えるための問題を設定し、理性的に取り組む研究が推奨される。

ゼミナール活動の進め方

3年次では、グループワークを重視し、ゼミの仲間と協力してプレゼンテーションをしたり、ディベートやディスカッションをしたりする機会を多く設ける。外書講読では、日本語では読むことのできない、グローバル化や西アジアの現況を説明するオンラインマガジンなどの英語の記事などを精読する。
4年次では、各々卒業論文執筆に向けた研究を進めつつ、進捗具合の報告とゼミ生相互のコメント、3年生との交流が中心となる。
さまざまな条件がゆるせば、学外でのシンポジウム参加やイスラーム関連施設・組織の訪問などもしたい。 

卒業論文テーマの例

イランの宗教施設を訪問したときの山岸先生

イランとクラブカルチャー
ライ音楽
日本のハラール産業の問題と可能性
消防団の減少問題
欧州サッカーの人種差別問題
「イスラーム型民主主義」はいかに構築可能か 

卒業生の進路・活動実績

明大祭にゼミナールで参加した(「着てみてイスラーム」)のポスター

卒業生の進路はとても多様。お堅いところでは、国家公務員、地方公務員、警察官などもいるが、それとは真逆のダンスやクラブのMCが生活の中心の人(どれくらい稼げているかは不明)、音楽系事業統括会社、映画配給会社、アーティストのマネージメント、テレビ局のディレクター、といった仕事に就いている人もいる。この学部では多い、金融会社、損保、SEといったところも相当数いる。
2010年代の明大祭参加は高く評価されて、
第131回明大祭 教室アカデミック部門1位受賞
第132回明大祭 最優秀参加団体 MFP参加・体験/喫茶/展示・販売部門1位受賞、の実績をのこしています。