Go Forward

理工学研究科

【理工学研究科 数学専攻】博士後期課程1年の市田優さんが、第24回生体関連セラミックス討論会において「若手最優秀研究発表賞」を受賞しました

2022年02月10日
明治大学 理工学部事務室

 理工学研究科数学専攻博士後期課程1年(日本学術振興会特別研究員)の市田優さんが、第24回生体関連セラミックス討論会において「若手最優秀研究発表賞」を受賞しました。

 本講演では、著者らのペースト状人工骨の材料特性に関する研究に対して、数学の視点から数学の言葉によって、これを表現しうる数理モデル(反応拡散方程式)の構築に向けて著者らの取り組みが紹介されました。特に、現象を数学的に考えることの意義や数理モデルの果たす役割が紹介され、数理モデルの構築プロセスとそこで必要となった情報を得るために行った新たな実験と、その結果を提示しました。また、発展途上中の数理モデルの一つが提示されました。セラミックスや応用化学が専門の聴衆がほとんどであった中、数学の視点を丁寧に印象深く、また化学と数学の融合の重要性と今後の発展について示唆的な発表が高く評価され、最優秀の研究発表受賞に至りました。

 なお、本研究は、本学融合教育プログラム・融合共創プロジェクトにおける市田さんと山田莉花さん(応用化学専攻博士前期課程2年・第2著者)の共同研究が発端となっています。

[発表題目]ペースト状人工骨の材料特性を表現する数理モデルの構築に向けて
[発  表 者]市田優
[著  者]市田優・山田莉花・相澤守・坂元孝志・矢崎成俊
明治大学大学院