理工学研究科建築・都市学専攻総合芸術系博士後期課程3年の岡田有美子さんが、研究テーマ「移動とセクシュアリティ — 沖縄をめぐる現代美術への視座」に対し、住友生命主催「第15回未来を強くする子育てプロジェクト」において「スミセイ女性研究者奨励賞」を受賞しました。同賞は女性研究者への支援を目的とし、優れた研究計画に対して与えられるものです。
本研究は、沖縄をめぐる今日の芸術制作と受容の両面において、何が分断を再生産してきたのかを明らかにし、新たな分断を避ける方法を見出すことを目的にしています。「内部」と「外部」の視線の交差する沖縄では、芸術制作と受容の局面もまた、社会と同様に葛藤を抱えています。こうした葛藤を見すえる本研究では、ヤマト／ウチナー、男／女といったポジショナリティを固定化する言説が再生産してきた、分断の複合的背景を照らし出すことを企図しており、その成果が大いに期待されます。
なお、第15回スミセイ女性研究者奨励賞の結果発表は
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