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2024年10月07日
明治大学 理工学部事務室
理工学研究科・応用化学専攻・博士後期課程2年の無機結晶化学研究室(我田研究室)の原田銀士さんが、2024年9月3~4日に長野県の信州大学 長野(工学)キャンパスで開催された「第40回 日本セラミックス協会 関東支部研究発表会」にて口頭発表を行い、優秀賞を受賞しました。
無機結晶化学研究室では、溶液反応を利用した無機結晶育成と、その材料応用および新機能性物質の探索を行っています。中でも、高誘電率材料として有望視されているペロブスカイト型酸窒化物の単結晶(粒界がなく、原子の配列が整った結晶)の育成に取り組んできました。
これまでに、無機結晶化学研究室ではペロブスカイト型酸窒化物の一種であるSrTaO2Nの単結晶をアンモニア(NH3)アシストSrCl2単独フラックス法により育成しました。本研究では、フラックスとしてSrOを添加したSrCl2-SrO二成分系フラックスからの結晶育成を行い、SrO添加濃度が結晶成長や、結晶の表面化学状態や化学組成に与える影響を調査しました。これらの研究成果が評価され、受賞に至りました。
学会名:第40回 日本セラミックス協会 関東支部研究発表会
発表者:◯原田銀士・我田元
演 題:NH3アシストSrCl2フラックス法によるSrTaO2N結晶育成およびSrO添加の成長様式への影響調査