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2025年03月04日
明治大学
理工学研究科機械工学専攻博士前期課程1年の麻妻あかりさん(材料システム研究室(有川秀一准教授))が、2025年1月11日に亀戸文化センターで開催された日本非破壊検査協会主催の第55回 応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウムで「新進賞」を受賞しました。
詳細は以下の通りです。
受賞者:麻妻あかり
発表題目:BCC鉄のらせん転位近傍原子の運動状態に及ぼす超音波振動の影響
内容:金属が超音波振動を受けると軟化するという現象が知られていたが、いまだに未解明であったそのメカニズムを解明するために分子動力学シミュレーションを用いて研究を進めた。金属の“刃状転位”と呼ばれる結晶欠陥についてはメカニズムを明らかにしたが、今回は“刃状転位”とは構造が大きく異なる“らせん転位”と呼ばれる結晶欠陥の近傍の原子が超音波振動からエネルギーを吸収するメカニズムを解明した。