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2025年03月25日
明治大学
本学理工学研究科応用化学専攻博士前期課程1年の大嶋勇輝氏(指導教員 相澤 守)が白石科学振興会「2025年度技術者・研究者育成助成」に採択されました。
生体関連材料研究室(相澤 守教授)では、生体骨や歯の無機主成分である水酸アパタイトに注目し、人工骨などに応用可能なバイオマテリアルの基礎研究および応用研究を推進しています。この研究では、水酸アパタイトにホウ酸基(BO2基)を導入した「ホウ素含有アパタイト」を創製するとともに、低侵襲ながん治療である「養子免疫療法」への応用を目指しています。
「白石科学振興会」は、白石工業株式会社を筆頭とする白石グループにより設立され、カルシウムおよびカルシウム化合物の高度利用とそれに関連する科学と工学に関する研究の振興を目指しています。今回、大嶋氏が採択された「技術者・研究者育成助成」は、大学院博士課程前期課程1年生に在籍する学生およびそれに相当すると認められる学生を対象とし、カルシウム関連の諸科学と工学研究に携わる若手技術者・研究者を育成するための助成金(30万円/年)が授与される事業です。
なお、この研究は、2025年度に本学「生命機能マテリアル国際インスティテュート」の研究の一環として実施します。
受賞名:白石科学振興会「2025年度技術者・研究者育成助成」
研究課題:反応焼結法により作製したホウ素含有アパタイトセラミックスの作製とその免疫機能発現メカニズムの解明