Go Forward

農学部

【農学科】4年生の平松萌さんと若月雅博さんが米国畜産学会2021でポスター賞2・3位を受賞しました

2021年11月11日
明治大学 農学部事務室

入賞した平松萌さん(右)と若月雅博さん(左)入賞した平松萌さん(右)と若月雅博さん(左)

 農学部農学科動物生産学研究室4年生の平松萌さんと若月雅博さんが、米国ケンタッキー州ルイベル市で、7月14日から17日に開催された米国畜産学会2021年 (ASAS2021) において、オンラインで参加し、ポスター発表の結果(英語での口頭録音発表付き)、学部学生優秀研究賞ポスター部門の2位と3位に入賞しました。1位は米国のバージニア工科大学の学生で、牛の研究でした。学部学生優秀研究賞ポスター部門は、3位までが表彰され、賞金も出る賞となります。なお、米国畜産学会は欧州連合畜産学会と並ぶ、世界のアニマルサイエンスにおけるトップ2学会の1つです。本受賞は本学では初となり、日本国内の大学においても快挙となります。平松萌さん、若月雅博さんがコロナ禍においても地道に努力を重ねた結果、今回の入賞に繋がりました。

 受賞研究の著者、タイトル及び内容は以下のとおりです。
・平松萌さん
タイトル:「Herd size associated with sow lifetime performance in Spanish breeding herds」
研究内容:母豚数で表される農場サイズと母豚の生涯成績の関連性を明らかにし、農場の飼養管理の重要性を示しました。
・若月雅博さん
タイトル:「Farrowing age is a predictor of sow lifetime performance」
研究内容:母豚の分娩日齢は生涯繁殖成績の予測因子になるということを示し、分娩日齢が早い母豚を育成する管理の重要性を示しました。

 なお、両研究とも、グローバルベンチマーキングの一環として、国際共同研究先から提供されたスペイン155農場からの100万分娩記録のビッグデータを使用しました。養豚はグローバルな産業であるため世界各国の異なる生産システムや生産因子を分析し、その違いから学んだ知識を日本の生産農場への指導に活用しようとしています。

参考URL:https://www.asas.org/meetings/annual-2021