宮田　憲一 MIYATA Kenichi

コングロマリット企業の経営史、クリエイティブ産業史

経営学の知識の多くは、過去の企業家たちが実際のビジネス課題を解決する中でたどり着いた新しい工夫やイノベーションとして生まれてきました。そしてそれら知識が次の課題を生み、新たな世代がそれを解決していながら進化していく歴史的性質も帯びています。経営史では、経営活動や企業家活動における歴史性を探求しながら、歴史的視点や歴史的洞察から「ビジネス」を考えていきます。歴史的要因や歴史性からビジネスを研究してみたい方をお待ちしています。

[1]「戦後ウェスチングハウス・エレクトリック社の多角化と事業競争力：1950年代から1960年代までの戦略構想」『経営史学』第56巻第3号，3-25頁，2021年． [2] "Modern Corporate Growth after the Modern Economic Growth: A Comparative Study of General Electric and Westinghouse Electric, 1946-2000." In Theory and Empirical Performance, edited by Dominique Barjot, Harm G. Schroeter, and Kazuhiko Yago, 131-143. Paris: SPM Publishing, 2022. [3]「企業ドメインの歴史性：ウェスチングハウス社の企業転換に関する事例研究」『組織科学』第55巻第4号，27-38頁，2022． [4]「GEの国際戦略と組織の歴史的展開」安部悦生編『グローバル企業』文眞堂，2017。 [5]「製品アーキテクチャのダイナミズムと組織能力：米国デスクトップPCの展開を事例として」（共著）『組織科学』第46巻第3号、2013。