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大学院修了生から

修了生からのメッセージ 【博士前期課程】

学びを社会に還元できる実感を持てる面白さ

経営学専攻
博士前期課程 リサーチコース 2022年3月修了
辻 真央 Tsuji Mao

【メッセージ】
 私は学部生の時、メンタルヘルス問題を心理学の視点で学んでいました。
特に、その要因の一つであるハラスメントに関心があり、学べば学ぶほど、ハラスメントが発生する職場という「組織」に興味を持つようになっていきました。
組織そのものが変わらなければ、この問題の根本的な解決にはならないのではないかと考えたのです。
そして、組織という視点でこの問題を学べる明治大学大学院の経営学研究科に進学しました。
今まで学んできた問題も、経営学という分野で視点が変わると、見え方、関わる変数も異なってくることに日々刺激を受けました。
さらに実務経験が無かった私にとって、ゼミ内での実務経験を踏まえた他の学生や先輩方たちからのアドバイスや議論は非常に刺激的で、自分の視界が広がるように感じました。
このように、大学院では自分のこれまでの学びを新たな視点でも深めることが出来ます。
また、経営学研究科では、学んだことをどのように社会に還元するか、どのように現実の職場と関連するのかを日々考えることが出来ます。

【研究室紹介】
 師事していた教授:中西 晶教授

中西晶研究室では、経営心理学を専門に、様々な研究が行われています。
社会人学生の方が多く、実務に即した議論は、就労経験の無い学生にはとても刺激的です。

また、研究を深める上では、中西先生は勿論、先輩たちからも手厚いサポートを頂けます。研究は個人ではなくゼミで高めるものだと実感できます。

修了生からのメッセージ 【博士後期課程】

日本と海外を行き来しながら研究しよう
経営学専攻
博士後期課程 2022年3月修了
小村亜唯子 KOMURA Ayuko


【メッセージ】
 
 私は、「利益の安定性を高めるために、企業はどのように経営を行ったらよいだろうか」という疑問をリサーチクエスチョンとして、博士前期課程の研究を後期課程に進学した後も継続して進めてきました。
このテーマは、これまでの管理会計研究ではほとんど取り組まれておらず、論理展開の拠り所となる先行研究が少なかったり、事前に予想していた分析結果とならなかったりなど、いつも手探りの状態で研究を進めていました。

探索的な研究を継続することができたのは、指導教員である鈴木研一先生の熱心な指導と、明治大学大学院の経営学研究科の研究環境が整っていたことがあります。
特に、博士前期課程と後期課程で複数回、海外の大学院への研究員としての派遣が叶い、また、海外の先生が本学大学院で英語の講義科目を開講してくださり、その講義に参加したことで、自分自身の研究の突破口を開くことができたことが大きかったです。

皆さまにはぜひ、国際的な取り組みが活発な経営学研究科で、新しい視点を取り入れながら経営学の研究を思い切り深めてほしいと思います.


【研究室紹介】
 師事していた教授:鈴木 研一教授

鈴木研一教授の研究室では「固定収益会計」という顧客との関係性を築くことで利益の安定化を目指す管理会計システムの研究が行われています。
鈴木教授が指導してくださるだけでなく、研究室所属の院生やOBOGから、自身の研究に対して様々なアドバイスやサポートを受けることができるのが特徴です。

 

 

明治大学大学院