Go Forward

基礎ゼミナール(1年生)紹介[日置 貴之]

明治大学情報コミュニケーション学部 基礎ゼミナール(1年生)紹介
日置 貴之 准教授 ※2020年4月1日着任
(主要担当科目)日本文学、日本文化論

≪学生へのメッセージ≫

「研究」ということを堅苦しく考えず、身の回りのどんなことでも研究対象になりうるのだと思ってください。自分が関心を持てる事柄について、少しじっくり考えてみましょう。


研究テーマ
日本演劇研究。江戸時代後半から明治時代の演劇(歌舞伎)における災害や戦争の描写
■授業内容
 日本には能、狂言、歌舞伎、文楽、落語などをはじめとする、多様な伝統芸能が残っています。そうした芸能は、古くから受け継がれた演技や演出を守りつつも、現代人にアピールするためにさまざまな工夫を行っています。
 このゼミナールでは、実際に伝統と現代とをつなぐ試み(普及公演やプロデュース公演、伝統的な作品の現代化など)を行なっている団体やアーティストに実際に話を聞き、さまざまな事例について学んでいくことで、伝統と現代との関係を考えていきます。
 受講者には数人のグループを作ってもらい、最終的にはグループごとに、いずれかの団体や公演の事例について分析して報告を行ってもらうか、実際に伝統芸能と現代とをつなぐ活動に携わる人々にアドバイスを受けつつ、自分なりに伝統芸能を現代の人々に届けるためのプラン(出演者、演目、会場や想定する観客などから予算に至るまで)を立ててもらいます。
 なお、伝統芸能に関する知識や鑑賞経験がなくても受講に問題はありません。知らないことを学ぼうとする意欲や、これまでにない角度から物事を見てみようとする姿勢を求めます。
その他(アドバイス等)
  • 授業にご協力いただく団体としては、能楽堂、伝統芸能プロデュース企画事務所、劇団などを予定しています。
  • 授業時間以外にも、グループでの打ち合わせや協力団体へのインタビューなどの作業を行ってもらうことになる見込みです。
  • 希望に応じて、協力団体でのより本格的な研修等を行うことも可能です(本授業の成績・単位等とは無関係)。
  • 積極的にゼミの運営に参加していく姿勢を期待します。