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基礎ゼミナール(1年生)紹介[髙橋 華生子]

明治大学情報コミュニケーション学部 基礎ゼミナール(1年生)紹介
髙橋 華生子 専任講師
(主要担当科目)国際開発論

研究テーマ

途上国・新興国における都市/地域計画研究、開発におけるNGO研究。

■授業内容
「SDGsって最近よく聞くけど、一体、何をすればいいの?」 そのようなことを思ったことはありませんか?

 SDGsの根幹に描かれているのは、インクルーシブ(包摂的)な社会を作り上げること、簡単に言えば、「皆違って皆いい」ということ。そこでの要点の一つに、障がいをもった人びとと共に、開かれた社会を築いていくことが挙げられます。それに向けてどうすればいいのか、そうした疑問に向き合い、それをアクションにつなげていくことがこのゼミの目的になります。

 本ゼミでは、明治大学の近隣にある障がい者支援団体と連携して、実際のボランティア活動に関わりながら、包摂的な社会の醸成に向けて、「大学生ができること」だけでなく、「大学生だからこそできること」を見つめていきます。春学期は、教室で現代社会の問題・課題と対策を学びながら、協力先の支援団体の活動に参加して現場での経験を積んでいきます。具体的には、障がい者の方々と一緒に地域施設の清掃をおこなうことや、障がい者の方々が作った菓子類を販売することなどを計画しています。そのうえで、ボランティア活動を通して得られた知見を共有し、その成果を学期末のグループ発表でまとめていきます。秋学期は春学期で学んだことを基にして、協力団体の既存の活動をどのように支援できるのか、また新たに考えられる事業やイベントの企画といった、プロジェクトの立ち上げに取り組んでいきます。

 本ゼミを通じて、受講生は主体的に自分のアイデアを創造し、それを実現させる方法を探求すること、そして自分が動くことの意味と楽しさを理解し、社会に貢献しうる自らの可能性を広げること、こうした考究する力と実践する力の両方を磨いていってもらいたいと思います。
その他(アドバイス等)
 学外の団体や人びとと交流する活動を含むため、自分の行動に責任をもつことが求められます。いわゆる「楽単」の科目ではないことを十分に理解してください。他の学生と協力しながら物事を作り上げていきたい、そういった気概のある学生を歓迎します。