政治経済学部

政治経済学部では、2025年2月17日～3月6日に、西シドニー大学春季短期留学プログラムを実施し、17名の学生が参加しました。

西シドニー大学は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のシドニー北西部にメインキャンパスを持ち、合計 11 のキャンパスを展開する大規模な総合公立大学です。
本プログラムは、シドニー郊外に位置するパラマタキャンパスにて、西シドニー大学教員による特別講義を受講し、様々なトピックについて英語で議論する約３週間のプログラムです。渡航前には、引率教員により事前講座が実施され、現地到着前にプログラムに参加するメンバーと知り合う機会を提供するとともに、オーストラリアの概要やオーストラリア英語の特徴や言い回しを学ぶことで、現地での授業内容の理解を深める工夫をしています。

講義では、オーストラリアの政治、先住民の歴史、アジア地域における日本とオーストラリアの安全保障分野における協力や米国との関係などのテーマについて教授の話を聞き、西シドニー大学の学生ボランティアとともに小グループに分かれて教授の質問に答えたり、課題やプレゼンテーションに取り組みました。参加学生からは、「ANZUS（オーストラリア、ニュージーランド、米国間の安全保障条約）はオーストラリアにとって必要か否かについてのディベート形式の講義では、二方面からオーストラリアの世界における立場を知ることができて面白かった」、「オーストラリアの視点から国際政治・国際経済について考えるよう促されたが、その視点が新鮮だった」など講義に対する満足度の高さがうかがえました。

スタディツアーでは、講義に関連するスポットを中心に様々な場所を訪れました。オーストラリア博物館では、先住民の歴史と文化の講義で取り上げられた展示物を見つけるという課題に取り組みました。Blue Mountainの有名な景勝地であるThree Sistersでは、講義で学んだ伝説と重ね合わせ、日本ではなかなか見ることがない壮大な自然を実感しました。また、The Rocksでは、教授が歴史や経緯の解説をしながら、現地学生ボランティアとともに、昔ながらの街並みがそのまま残っている部分や再現された建物を実際に見て回り歴史を学びました。

現地学生ボランティアとは、日々の授業や休日のアクティビティを通じ、幅広い交流が行われ、充実した時間を過ごしました。参加学生から次年度の参加者に向け、「ボランティアの方々がとても優しくて、英語を使う環境もしっかりとあり、それに加え彼らのおかげでオーストラリアを満喫することが出来ました。少しでも留学や海外訪問に不安がある方は、このプログラムはとてもオススメです」、「英語を学べるだけでなく、政治経済も学べ、オーストラリアを満喫できるいいプログラムです。是非参加してください」などのメッセージが寄せられました。

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