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小西德應ゼミナール<日本政治史>

小西德應ゼミナール<日本政治史>

ディベート大会のようす

研究内容

 「世界のなかの近現代日本政治」を視座に、幕末期から現代までを歴史的、政治学視点から分析します。ここで日本政治が意味するものは、選挙や各種政策などの純粋な政治のテーマだけではありません。経済や社会問題、文化、教育、環境、防衛問題など多岐にわたっています。またそれぞれの問題が、日本国内だけでなく、世界全体、諸国の動きと密接に関わっていることは言うまでもありません。つまり、日本に軸足を置いて世界を、政治において社会問題全体を見て、包括的に分析することをテーマとしています。

ゼミナール活動の進め方

韓国での夏合宿の集合写真

 3年生と4年生が合同で、2コマ連続してゼミを行ないます。その際、3年生を「歴史班」「政治班」の各2班に分け、毎回2~4名がテキストの章題のテーマのもとに、自分の問題関心に沿って調べたことを発表します。政治班は、現代的問題が対象です。3年生の発表を受けて、4年生を含めた全員で質疑応答、討論が行われます。なお発表する3年生には、チューターとして4年生が一人ずつ付き、相談、指導によってより良い発表を目指します。また春学期と秋学期で歴史班と政治班の全面的入れ替えを行い、過去と現在の継続性・関係性を認識します。毎回、発表者がその場で与えられるテーマについて「3分間スピーチ」を行ないます。

卒業論文テーマの例

 論文テーマは、歴史的なものと現代的なものがありますが、自身の問題関心とゼミでの研究報告をきっかけに関心を深めたものがほとんどです。現代的なテーマも、どのような歴史的経過をたどって現状に立っているのか、また外国との比較も行われています。
 歴史的なものとしては、「日本女性解放史」「足尾鉱毒事件」「松岡洋右研究」など。現代的なものとしては、「所有者不明土地を減らすために」「地域創生をどう進めるか」「地域活性化におけるSDGsの役割」「日本における地方議会議員のなり手不足」「世界各国の移民政策」などです。

ゼミの特色

ディベート大会終了後にマスクを一瞬外して

 40年近く続いているインターカレッジ活動を、慶応義塾大学、上智大学、駒澤大学などともに行っており、それらの大学とディベート大会を年2回実施しています。
 進路としては、 公務員、政治家、新聞記者をはじめ、一般企業まで、自分自身の望む生き方に合わせて、多様な職種についています。