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碇陽子ゼミナール<文化人類学>

碇陽子ゼミナール<文化人類学>

研究内容

文化人類学は「人間とは何か」を問う学問です。グローバリゼーションやネオリベラリズムは私たちの生き方に同質化をもたらさず、それは各地で多様で特殊な現れ方をしています。一方で、特殊性を越えてもなお私たち人間に通底することは何でしょうか。ゼミでは科学とテクノロジー、制度などが私たちの生/性に与える影響を、様々なトピック(健康と病気、ジェンダー/セクシュアリティ、自己と他者、贈与論等)を取り上げて考えます。複雑化した現代社会の諸事象を、文化人類学的に見ることで、「今ここ」から見える自分の世界に人類学的な知を通して広がりを持たせます。

ゼミナール活動の進め方

3年生の春学期は文献購読をおこないます。秋学期に向けてゼミ(グループに分かれる場合もあり)で論文を書くので、春学期中に調査のテーマを決めます。夏には文献調査やフィールドワーク調査を行い、秋学期に論文としてまとめます。また、これに加えて合同ゼミをやることもあります。

卒業論文テーマの例

「フェアトレードについての人類学」「贈与論から見る奢りの行為」「性転換手術から見る性別規範」「在日ムスリム人男性から見た日本人」「絵馬の呪術性」「VR空間と現実空間の互換性と自己」