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武田巧ゼミナール<応用マクロ・ミクロ経済学>

武田巧ゼミナール<応用マクロ・ミクロ経済学>

研究内容

「課題先進国」と言われる日本。バブル崩壊、「失われた20年(あるいは30年?)」、そしてコロナ禍を経て、日本経済は様々な課題に直面している。3年次の専門演習では財政、金融、経済制度(地球環境、労働)に関わるテーマを厳選し、ディベートを通じてそれぞれのテーマを掘り下げている。2020年度は「新型コロナウィルスと闘うために特例国債を無制限に発行せよ」「日銀は国債を無制限に買い上げるべきだ」「2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにせよ」「終身雇用と訣別せよ」との論題を掲げた。

ゼミナール活動の進め方



3年次専門演習では、上記各テーマについて、教員による背景説明に続き、ゼミ生が背景説明⇒賛成側報告⇒反対側報告⇒ディベート⇒レポート提出⇒ディスカッションの順序で内容を掘り下げ、経済についての幅広い理解と説明能力の向上に努めるとともに、第4テーマをすべて英語で行うことで、英語力の向上も目指している。その他、3年次は毎週、日本経済新聞とWall Street Journalの記事を選び、報告を続けている。尚、 本ゼミは多数の交換留学生を受け入れているため、外国書研究の時間は英語が使用言語となる。

卒業論文テーマの例

卒業論文は、グローバル化が進展するなかで、如何にして日本経済を元気にするのかとの問いに対する各自の回答である。以下、2021年3月卒業生の卒業論文のタイトルは下記の通り。テーマが多岐に及ぶこと、英語で論文を執筆するゼミ生のいることが、本ゼミの特徴の一つ。
「A Proposal for a New FIT Design for Japan(邦題:再生可能エネルギー全量買い取り制度への新提言)」「地方移住が少子化対策の土台を作る」「環境先進国に返り咲くための勝算」「非正規労働者の下克上」「設備投資を促す社会へ」「A Study on Reform for New Japan by DX(Digital Transformation)」「希望と大学と-格差の無い社会に向けて—」
「Japan Revival Plan 2021(邦題:労働生産性の向上を目指して)」「日本における廃プラスチックの有効活用」など。

ゼミの特色

経済を幅広く学びたい人、理論も政策も学びたい人、論理的説明能力を身に付けたい人、英語力を高めたい人のための欲張りなゼミです。

大会参加実績

米国ダウジョーンズ社主催Wall Street Journal Quiz Contest最優秀個人賞3回、第5回学生観光論文コンテスト優秀賞等。

卒業生の進路

過去5年の卒業生の主な進路は下記の通り。
農林中央金庫、みずほ銀行、三井住友銀行、大和証券、第一生命、みずほ証券、ゆうちょ銀行、デロイトトーマツ、アクセンチュア、シスコシステムズ、日本航空、ネスレ、TOTO、コニカミノルタ、三菱ガス化学、日本ヒューレットパッカード、財務省、国土交通省、会計検査院、世田谷区役所など。