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下斗米秀之ゼミナール<アメリカ経済史>

下斗米秀之ゼミナール<アメリカ経済史>

研究内容

 下斗米ゼミでは、人種・文化・教育・労働など多様な側面からアメリカ経済の歴史を紐解き、現代アメリカ経済が抱える問題の本質に迫ります。国際経済の中心であるアメリカ経済を理解することは、日本経済の現状を把握し将来を展望するためにも重要です。
 今年は経済格差や人種的分断などの「二重経済」現象に着目し、産業構造の変化がもたらした雇用形態の変化を分析しています。Uberなどライドシェアサービスはなぜ生まれたのか。富を独占するスーパーリッチはどこから生まれたのか。これら現代的な問題を歴史的な視点から問い直し、理解を深めています。

ゼミナール活動の進め方



 報告者によるプレゼンテーションとグループ・ディスカッション、全体討論をベースに研究しています。今年は、ピーター・テミン『なぜ中間層は没落したのか』(慶応義塾大学出版会、2020)やEconomic Report of the Presidentなどを輪読し、アメリカ経済の歴史と現状を学んでいます。
 ゼミ活動を通して考え、発信する「個の力」、共有し、まとめる「チームの力」を養い、切磋琢磨しながら社会に出てから活躍できるスキルを磨いています。研究テーマや進め方も学生が決める、自主性を重んじるゼミです。ゼミナール発表会や政経セミナー、他大学とのインゼミなど、研究内容は広く社会に発信しています。

卒業論文テーマの例

『日米企業内教育史 教育と労働生産性—の関係を中心に』
『アマゾンの日本におけるロジスティクス戦略』
『リーマン・ショックと投資銀行の変遷』
『ウォルマートの発展とアメリカ小売業の未来』
『BLMがアメリカ二重経済に与える影響』
『シリコンバレーから読み解くハイテク産業クラスターの形成』
など

他大学・企業との活動実績

・2020年度国際政治経済学系インゼミ参加(京都大学坂出ゼミ、和歌山大学藤木ゼミ)
・専修大学塙ゼミとのジョイントゼミ
・講演会・セミナー カツセマサヒコさん(小説家、ライター)、森永康平さん(経済アナリスト)、榊巻亮さん(コンサルティング企業CEO)
など、学内外問わず積極的な交流を図っています。