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池田功ゼミナール<日本文化研究>

池田功ゼミナール<日本文化研究>

研究内容

 身近な社会問題や日本の文化や文学についての研究をテーマとします。
 身近な社会問題に関しては、個人、家族、学校、地域の4つあります。
 個人に関しては、少年犯罪、自殺、フリーター、ニート等、家族に関しては、結婚、離婚、夫婦間暴力、高齢者介護等、学校に関しては、学歴社会、いじめ、教師の問題、給食等、地域に関しては、ゴミ、地域の活性化、公害、放置自転車等を扱います。
 日本文化・文学については、心の病を描いた文学作品の分析、日本人の死生観、日本人論、宗教等を扱います。

ゼミナール活動の進め方



<3年生>
 4月にコンパ等を行い親睦をはかります。そしてゼミ長、副ゼミ長を選挙で選びます。
 春学期は、主として2つのことを行います。1つは、「共同研究です。このテーマは毎年度すべて変更してきました。「少年犯罪と少年法改革」、「自殺3万人時代」、「教育現場の実態の考察」、「若者の居場所とは」、「現代日本人の幸福の考察」、「フリーター・ニート」、「情報化社会の病理」、「3・11 東日本大震災の考察」、「現代日本人の死生観の考察」、「日本人論と日本文化を考える」等です。
 テーマを決めてから、1人ずつ発表してもらい、ゼミで討論し、それを「政経セミナー」に投稿できるようにまとめてゆきます。
 もう1つは、「原典研究」です。池田ゼミの場合は、日本語の原典を許可されていますので、主として、池田功編著『新版 こころの病の文化史』を中心に、原典を各自読みながら発表をし、その上で討論をして深めてゆきます。
 夏休みには、毎年、山中湖セミナーハウスで、1泊2日でゼミ合宿をしています。花火大会などもします。
 秋学期は、この「原典研究」の他に、卒論につながる「個人研究」のテーマを各自発表し、討論したりしながら深めてゆきます。
 ※池田ゼミには、サブゼミはありません。また外書研究もありませんので、外国語は各自で勉強していただきます。

<4年生>
 春学期には、4月に全員集合の上で、それ以後は各自の卒論テーマについて個別指導をします。
 秋学期の12月に、「卒論発表会」を行います。ゼミの4年生がゼミの3年生の前で、15分ほどで各自の卒論についてパワポ等で発表します。そして、3年生は、それを聞いて、1,2,3位の順位をつけて無記名投票をします。すぐに開票し、1,2,3位に選ばれた学生には、表彰を行い「池田賞(図書カード)」をプレゼントします。
 翌年の1月には、卒論を提出します。その日には最後のコンパをします。

 また、池田ゼミでは「卒業文集」を毎年つくっています。費用は池田が負担しています。その年度の「共同研究」と「卒論要旨」「自己紹介」、また「全員集合のアルバム」を掲載しています。思い出になればと思います。

卒業論文テーマの例

 身近な社会問題のテーマでは、以下のようなものがありました。
 「秋田県の自殺の考察」、「いじめ」、「不登校、解決までの道のり」、「ごみ問題」、「高齢者の介護問題」、「小田原の活性化」、「摂食障害を考える」、「ペットボトルに関する環境問題」、「放置自転車の問題」、「百貨店の現在と未来」、「地域医療の問題」、「セクシャルマイノリティーを考える」、「若者のタツー(入れ墨)の考察」、「学校給食の考察」、「マスク文化の考察」、「幼少期の遊びの考察」、「福島へのボランティア」、「ボランティア」等です。
 日本の文化や文学のテーマでは、以下のようなものがありました。
 「一人っ子の心理を探るー村上春樹『国境の南、太陽の西』」、「安部公房『砂の女』論」、遠藤周作『沈黙』論」、『バラエティ番組が青少年に与える悪影響』は妄言か」、「現代人のお墓意識の変化とその対策」等です。

ゼミの特色

 毎年10月に行われています、明治大学の「ホームカミングデー」には、政経学部のゼミ発表会が行われますが、池田ゼミも共同研究の発表を行っています。

卒業生の進路

 様々なところに就職しています。
 国家公務員や地方公務員は毎年必ず数人います。区役所、市役所、裁判所書記官、警察官、都立の学校事務等です、
 また、大手銀行の総合職、中・高校の教諭、明大中野中高校の事務員、全日空のキャビンアテンダント、地方銀行、信用金庫、出版社、佐賀新聞、百貨店、保険会社、SE(システムエンジニア)等です。
 また明治大学大学院への進学者もいます。