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前田更子ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

前田更子ゼミナール<ヨーロッパ文化研究>

研究内容

本ゼミナールでは、歴史はどのようにして書かれ、誰が作り出すのか、という根本的な問いに向き合いながら、ヨーロッパの近現代史(とりわけフランス)を研究しています。学生たちは世の中に溢れている歴史(像)を批判的に検討する力を身につけ、歴史の単なる「消費者」「鑑賞者」としてではなく、「生産者」としての視点をもち、卒業論文の執筆に取り組みます。文献講読のほか、博物館や史跡の見学、歴史的事象をテーマとした映画の分析、さらには日仏の中学・高校の歴史教科書の考察なども合わせておこないます。

ゼミナール活動の進め方

カリブ海のフランス海外県マルティニーク島の風景

3年生ゼミでは、まず歴史研究の方法論を学び、そして多様なジャンルの歴史学の論文を精読し、最終的にはフランス・フランス語圏の近現代史に関する共同論文を制作します。授業は学生の報告を中心にディスカッション形式でおこないます。フランス語の文献や史料を読むことが必須です。
4年生は、卒業論文の作成に全力を注ぎます。

卒業論文テーマの例

フランス革命百周年、1889年のパリ万博のために建設されたエッフェル塔

「デンマークにおける優生思想」「フランスの共和主義とカトリック」「ケベックの間文化主義とライシテ」「フランスにおける「死」の変容」「ヨーロッパにおける男性の服装の変化」「男女平等とパリテ法」「パックスと同性婚」「ジャン・ジョレスの生涯と政治的利用に関する考察」「ユーゴスラビアとチトー」「カナダの公用語政策と多文化社会」「金融都市シティの歴史」「オスマンのパリ都市改造」