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丸川哲史ゼミナール<アジア文化研究>

アジアの人々と商品が交差する那覇・平和通り

丸川哲史ゼミナール<アジア文化研究>

研究内容

韓国・済州島のゴツゴツした海岸

東アジアの内部には様々な違いと同一性があります。漢字やお箸を使うことなど共通するとこがありますね。その一方で、それぞれ個性的な文化状況があります。台湾と韓国は日本に植民地支配されたため類似する歴史を持ちますが、香港の場合にはイギリスによる統治でした。こういったことは言語状況だけでなくサブカルチャーにも影響を与えます。また、日本、特に沖縄には米軍基地がありますが、大陸中国にはありません。そういった政治的な要因も各地域の文化状況に関わります。本ゼミは多角的なアプローチから東アジア内部の類似性と差異を確認します。

ゼミナール活動の進め方

外書講読では、英語か中国語で指定した文献を読み、多元的な言語使用を目指します。またゼミ(卒論指導)の時間では、指定された歴史や文化にかかわるテキスト、あるいは映像作品を視聴して、討論を行います。またフィールドワークの時間を設けます。日本にある外国人のための学校(中華系の学校、韓国朝鮮系の学校)を訪問したり、その学校が主宰する文化祭に参加したりします。また歴史的な施設、美術館なともいっしょに回って、感想を共有したいと思います。四年時になりますと、卒論に向けた中間報告をプレゼンしてもらいます。合宿では、中国(上海、北京)、台湾、韓国・済州島、沖縄、大阪(猪飼野)、広島などを想定しています。

卒業論文テーマの例

・韓国と台湾の植民地時代の教育制度の違い
・香港映画の中の「中国」イメージ
・中国映画の中の「日本」イメージ
・韓流ドラマにおける朝鮮民主主義人民共和国のイメージ
・中国における90年代以降の愛国教育の具体例
・中国の国境ラインの歴史的な由来について
・沖縄文化における「中国」的要素と「アメリカ」的要素
・魯迅と孫文における西洋文化の影響

卒業生の進路

・大学院への進学
・中学校、高校の教員
・語学教師
・翻訳業
・レコード会社、ブライダルなどの文化産業
・銀行など金融
・大陸中国、台湾への留学