Go Forward

「駿台史学」総目次(第171号〜第180号)

「駿台史学」総目次(第171号〜第180号)

第171号(2021年2月)特集:地域から描く歴史像

巻頭言 野尻泰弘 地域から描く歴史像 (i)-(ii)
論 説 黒滝香奈 近世後期における村方騒動と本家・別家関係
—越前国坂井郡野中村を事例に—
(1)-(25)
論 説 坂本弘毅 安政期の老中家臣による蝦夷地調査の背景
—佐倉藩の事例を中心に—
(27)-(49)
論 説 重田麻紀 毛利家家臣による知行地支配の基礎的考察
—永代家老益田家を例として—
(51)-(70)
論 説 布施賢治 同郷会と教学刷新
—米沢有為会による「興譲学」建設について—
(71)-(98)
史料紹介 野尻泰弘
新井翠
播磨国林田藩の村々に関する一史料
—「地方覚記」の紹介と翻刻—
(99)-(132)
史料紹介 藤方博之 佐倉藩出羽飛地領締役の御用留「万手扣」 (133)-(168)
論 説 柴田修平 足利義昭期の武家訴訟における禁裏の役割と叡慮の実効性
—戦国末期公武関係の一側面—
(169)-(195)
論 説 箕浦絢 関東における古墳副葬鉄鏃の変遷 1-26
翻 訳 N.N.ペトルヒンツェフ
訳・解説 豊川浩一
二つの近代化された軍事改革とロシア社会への影響 27-57
書 評 高田馨里 藤田怜史著『アメリカにおけるヒロシマ・ナガサキ観
——エノラ・ゲイ論争と歴史教育』彩流社,2019年
59-65

第172号(2021年3月)

論 説 三澤拓弥 宇垣軍縮下の部隊廃止・転営に伴う各種式典の様相と部隊の「歴史化」
—地域社会との関わりを中心に—
1-26
論 説 青谷秀紀 シスマのなかのフランドル-14世紀後半の政治と信仰をめぐって- 27-55
論 説 小林嵩 関東地方における環状石器の基礎的研究 57-81
研究ノート 大城直樹 宮古神社移転顛末—予備調査報告— 83-97
書 評 髙村武幸 大庭脩著『木簡学入門』志学社選書002,2020年11月 99-104
書 評 秋山千恵 水野博子著『戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム
—戦争とナチズムの記憶をめぐって—』(ミネルヴァ書房,2020年)
105-112

第173号(2021年9月)

論 説 中島皓輝 平安期左右近衛府における機能転換の過程について
—年預官人の形成を中心に—
(1)-(26)
論 説 岩本岳 1910・1920年代の永田鉄山
—教育系将校の国家総動員構想—
1-26
論 説 李弘喆 『潜夫論』志氏姓考辨
—『世本』との関連性をめぐる一考察—
27-47
論 説 佐藤晃太 ἀφαίρεσις考
—前4 世紀アテネにおける離婚と市民団—
49-78
論 説 鰐淵秀一 18世紀北米植民地における農業改良と自然知識
—ペンシルヴァニア植民地の改良者を中心に—
79-102
論 説 酒井祥子 
佐々木憲一 訳
アメリカ合衆国南西部ヴァージン・ブランチ地域における先史時代社会交流パターンと橄欖石を混和材とした土器の製作地の時間的変化 103-134
論 説 畔蒜和希 地理学におけるケアサービス研究の論点 135-156
書 評 Werner MENSKI Kiyotaka SATO(ed.)Memory and Narrative SeriesⅠNos. 1~12
Research Centre for the History of Religious and Cultural Diversity,
 Meiji University, Tokyo, 2010 ~ 2020
157-168 

第173号別冊(2021年12月)
論 説 佐々木良己子 ラームモーハン・ローイの藍プランテーション認識—19世紀ベンガルにおける近代化の一側面— 1-12
論 説 冨田樹 筑波変成岩製埋葬施設の編年 13-25
第174号(2022年2月)特集:王清穆『農隠廬日記』からみる近代中国
巻頭言 高田幸男 王清穆『農隠廬日記』からみる近代中国 i-iii
論 説 小野寺史郎 王清穆『農隠廬日記』に見る1920年代の江南士紳 1-23
論 説 小川唯 『農隠廬日記』にみる江浙戦争前後の江蘇エリートと「自治」の模索 25-52
論 説 蕭明禮 1920~1930年代長江デルタにおける内河汽船航運会社の経営と地方士紳の社会ネットワーク
—『農隠廬日記』の考察を中心として—
53-80 
論 説 郭夢垚
『崇明県志』から見る清末における江蘇省崇明県の留日学生
—馮誾模と馮閲模を事例に—
81-102
論 説 高田幸男
王清穆『農隠廬日記』にみる近代中国の移動と時間
—1919年2月~1921年2月の記録から—
103-137
論 説 古川亮平
近代日本における旧身分意識と族称
—士族・平民の廃止について—
139-176 
論 説 牛瀟 元代山東の監察官と儒学政策
—関連碑刻の検討を中心に—
177-199 
論 説 張一聞 満洲事変後中国人留学生の帰国運動の再検討
—権利闘争を中心に—
201-220 
論 説 竹林香菜 関東地方東部における堀之内2式土器の成立に関する研究
—文様表出にみる土器製作技術の基層と地域性—
221-245 
論 説 柏瀬拓巳 茨城県南部における古墳出現期の集落出土土器編年 247-272 
第175号(2022年3月)
論説 小川貴至 幕末期の松方正義—薩摩藩史との相関性をもとに— (1)~(27)
論説 宮野悠
1880年代のプラハの越境するドイツ国民意識
—「読書・講演ホール」の「ドイツ人」大学生を例に—
1-31
論説
阿部芳郎
田村正樹
樋泉岳二
黒住耐二
松島湾周辺地域における土器製塩の展開
~林崎貝塚・清水洞窟貝塚・表浜貝塚における縄文晩期から古代の土器製塩~
33-62
論説 冨田樹 常総地域における後・終末期古墳の埋葬施設採用原理 63-88
論説 古間果那子 南武蔵における横穴式石室からみた人と情報の移動  89-122
研究ノート 野尻泰弘
一九世紀、播磨国林田藩における村役人の序列と特権
—史料の紹介と翻刻—
(29)-(57)
研究ノート 小谷怜央
鹿地亘のプロレタリア文化運動における「転換」と上海渡航前後の「一貫性」
—1937年までの文筆活動に注目して—
123-144
翻訳
オギュスタン・ベルク
荒又美陽 訳
『稲と流氷—北海道の植民地化と文化変容』より「技術と文化的選択」(衣食住)
145-165
書評 寺内威太郎 鈴木開著『明清交替と朝鮮外交』 (刀水書房、2021年) 167-173
書評 鈴木開 木村拓著『朝鮮王朝の侯国的立場と外交』(汲古書院、2021年) 175-182
書評 菅原未宇
黒﨑周一著『ホメオパシーとヴィクトリア朝 イギリスの医学—科学と非科学の境界』(刀水書房、2019年)
183-186
第176号(2022年9月)
論説 松山恵 明治初年東京の武家地処分と鉄道敷設事業 1-27
論説 鈴木直美
衣物疏から見た前漢末から魏晋にかけての納棺儀礼とその展開
29-54
論説
須崎成二
セクシュアルマイノリティの受入を範囲日本の二重教育
—「地理的スケール概念」からみた難民認定・在留許可—
55-74
史料紹介 藤川真由 天正・慶長遣欧使節及び朝鮮人奴隷アントニオ・コレアに関するイタリア古文書 63-88
第177号(2023年2月)合意の形成をめぐる世界史的探究
巻頭言 青谷秀紀 合意の形成をめぐる世界史的探究 i-iii
論説 古山夕城
ドレーロス法碑文における‘pólis'とポリス
—アルカイック期クレタの共同体の合意に関する試論—
1-32
論説
鰐淵秀一
「聖なる実験」の終焉
—ペンシルヴァニア植民地とレナペ—
33-59
論説 谷口良生 議員による決闘と議会政治
—フランス第三共和政前期(1870-1914年)における事例から—
61-86
論説 山田朋子 ロシア領ポーランド王国における地下教育・学習活動 87-112
論説 秋山千恵
1911年ドイツの職員保険法成立について
—その政治的・社会的位相—
113-144
論説 山本耕
1930年代の危機におけるユダヤ系フランス人の選択
—レモン・ラウル・ランベールのユダヤ人代表組織構想—
145-168
研究ノート
宮野悠
帝国議会における「ドイツ人」と「チェコ人」の政治的合意
—1882年プラハ大学分割論争と大オーストリア主義—
169-195
研究ノート 水野博子 オーストリア併合 をめぐる合意調達のポリティクス・序説
—史学史的検討を中心に—
197-227
論説 岩本岳 第一次世界大戦と軍需工業動員法
—兵器民営をめぐる軍・経済界での議論を中心に—
229-256
論説 守屋豊人
北海道地方から東北地方における押型文土器の成立と展開
257-283
第178号(2023年3月)
論説 赤井誠 文久・元治年間における三条実美の歴史的位置
—長州藩領滞在期に着目して—
(1)-(26)
論説 渡井誠一郎
戦間期における知識人の対外政策および国際秩序への認識
—高木八尺による議論を中心に—
1-27
論説
櫻井智美
『事林広記』に見る江南知識人の正統意識
—「地輿類」の分析を中心に—
29-53
論説 今泉和也 古典期後期ティカルにおける建造物類型からみた階層性 55-76
論説 松宮邑子 非集計データを用いたモンゴル国における地域間・地域内格差の検討 77-98
史料紹介 豊川浩一 18世紀モスクワにおけるペストの流行と暴動に関する史料 99-125
追悼文
石川日出志
大塚初重名誉教授のご逝去を悼む
127
追悼文 高波紳太郎 吉田英嗣教授のご逝去を悼む 128