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新本 史斉 NIIMOTO Fuminari

ニイモト フミナリ NIIMOTO Fuminari
職格 教授
最終学歴 東京大学大学院
研究業績等 教員データベース
専攻分野(研究分野) ドイツ語圏スイス文学,翻訳論,ヨーロッパ越境文学
大学院研究指導担当 博士前期  ○    博士後期  ○

研究テーマ

<翻訳者=作者>による創作,ドイツ語文学における多言語性,比較翻訳分析

キーワード

越境文学,翻訳論,ローベルト・ヴァルザー

主な大学院担当科目

現代独文学演習Ⅲ

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受験生・学生へのメッセージ

複数の言語、複数の文化の間に橋をかける「翻訳」という行為において、どんな出来事が生じているのか。単一のものに見える文化がいかに他者との接触、交流から形成されてきたものであるか。母語から遠く離れた場所で生み落とされた表現にいかなる未知の可能性が宿っているか、こうした関心から現代のドイツ語圏で書かれた文学作品を翻訳し、過去の世紀に書かれたテクストを読み直し、他言語圏の作家、翻訳者、研究者と対話を重ねています。他者との間に境界線を引き、国境に壁を作ろうとする時代であればこそ、文化の領域におけるコミュニケーションを通じて、複数のアイデンティティを抱えて生きていくこと、異質なものに — 恐怖心ではなく好奇心で — 関わっていくことの面白さを、どこまでも探究していきたいと考えています。

主な著書・論文

『微笑む言葉、舞い落ちる散文—ローベルト・ヴァルザー論』(鳥影社、2020年)/「ヨーロッパ越境文学の新展開」(『思想』岩波書店、2020年)/Inszenierung der Ich-Fiktion auf der Bühne der japanischsprachigen Robert-Walser-Ausgabe. (Ortlose Mitte, Wallstein 2013) /Kriminalroman als Alibi oder Friedrich Glasers parodierendes Romanprojekt der Moderne.(Hohe und Niedere Literatur, Frank & Timme 2016)

明治大学大学院