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情報コミュニケーション研究科

【情報コミュニケーション研究科】大塩浩平さんが第12回FOST新人賞を受賞

2025年03月17日
明治大学 大学院事務室

 このたび、大塩浩平さん(本学大学院情報コミュニケーション研究科博士後期課程2年/石川幹人研究室)が、株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役社長襟川陽一が理事長を務める公益財団法人 科学技術融合振興財団(略称:FOST)の「第18回FOST賞」授賞式(2025年3月6日(木))にて、第12回FOST新人賞を受賞しました。

・受賞者大塩さんコメント
 本賞は、2022年度に私(大塩)が法学研究科博士前期課程在籍時に開始し、現在も継続して取り組んでいる調査研究「リーガル・マインド養成ゲームの制作手法と調査合理的なルール・メイカーを目指すDX時代の新たな法教育の土台づくりに向けて」への研究成果が評価されたものです。あわせて、共同研究者である本学法学研究科博士前期課程修了生・堀口愛芽紗氏の法教育に関する取り組みや、本学法学部・太田勝造教授のご指導・ご支援も総合的に評価され、受賞に至りました。
 本研究は、若年層に求められるリーガル・マインドの育成を目的に、DRAAW+Cフォーマットを基盤とした教育用ゲームを開発・評価したものです。本フォーマットは『法教育の教え方と学び方 クリティカル・シンキングのすすめ』(コリン・シール著、太田勝造監訳、堀口愛芽紗・大塩浩平訳)に基づくもので、多面的な視点からの法的判断力を養う設計となっています。
 本研究では、労働紛争をテーマにしたシナリオを用い、プレイヤーが調整案を構築する過程を通じて、体験的かつ創造的にリーガル・マインドを育む設計としました。従来は後ろ向きに捉えられがちな学問である法学を‟前向きに学べる”領域へと転換し、DX時代にふさわしい新たな法教育の形を提示した点が、特に高く評価されました。

第18回FOST賞授賞式
FOST受賞者

明治大学大学院