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情報コミュニケーション研究科

【情報コミュニケーション研究科博士後期課程】山本輝太郎さんが「乳の学術連合」による委託研究の2019年度「食と教育」分野において採択されました

2019年03月27日
明治大学 大学院事務室

2019年3月21日(木)に開催された採択者による研究計画発表会の様子(2019年度食育研究計画発表会)2019年3月21日(木)に開催された採択者による研究計画発表会の様子(2019年度食育研究計画発表会)

講演後,質問に回答する山本さん講演後,質問に回答する山本さん

乳の学術連合乳の学術連合

 情報コミュニケーション研究科博士後期課程(石川幹人研究室)の山本輝太郎さんが,「乳の学術連合」による学術研究委託公募において,2019年度「食と教育」分野の採択を果たしました。「乳の学術連合」とは,牛乳乳製品の価値向上に繋がる多種多様な情報を「伝わり易く解かり易い表現」として開発し, 業界関係者及び生活者に提供することを目的とした健康科学分野・社会文化分野・食育分野の専門家で構成する組織の連合体です。
 この「乳の学術連合」の学術研究委託公募は,牛乳乳製品を中心とした健康科学分野・社会文化分野・食育分野に関する研究テーマを広く募集しており,2019年度の「食と教育」分野には全国の研究機関から17件の応募があり,そのうち6件の研究が採択されました。

 採択された山本さんの研究計画の概要は以下のとおりです。

研究課題名
 牛乳有害説の背景構造に基づき,一般市民の科学リテラシー向上を目的としたオンライン教材の開発 — クラウドソーシングを用いた実験的研究 — 
委託研究期間:2019年4月~2020年3月
研究概要
 現在,牛乳と健康に関して科学的に妥当な情報が一般市民に十分に提供されていない。「牛乳を飲むことは人体に有害である」などの説(以下,牛乳有害説とする)がマスメディアを中心に蔓延しており,一般市民の科学リテラシー(ヘルスリテラシー)養成の阻害要因となっている。
 そこで本研究では,こうした牛乳有害説の背景構造に基づき,一般市民の科学リテラシー向上を目的としたeラーニング教材の開発,効果検証を行う。
 牛乳有害説の内容を教材利用することで,有害説が提示する主張やデータのあやふやさについて一般市民が疑問をもち,逆に,「科学的に信頼できるデータや理論とは何か?」などの意欲を創発する。
 本研究では効果検証として,クラウドソーシングを用いたオンライン実験を計画している。


山本 輝太郎さん
 明治大学大学院情報コミュニケーション研究科博士後期課程在学中


【関連サイト】
乳の学術連合ホームページ  http://m-alliance.j-milk.jp/index.html 

2019年度「食と教育」学術研究の公募について  http://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2019/2019_shokuiku.html 

2019年度「食と教育」採択者・課題一覧  http://m-alliance.j-milk.jp/koubo/2019/shokuiku.html 

 

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