1 専門の紹介
専門は、環境法学・行政法学です。これまでは、主として、①行政の不作為に対する法的統制、②原子力行政の実態分析とその法的統制、について研究してきました。今後は、研究科の特性を踏まえ、「学際的分析の出口としての法学」という視点を重視し、とりわけ、グローカルな環境問題への法政策的対応について、みなさんと一緒に探究したいと考えています。
2 必要な外国語の能力
授業は日本語で行いますが、英語文献を読むこともありますので、少なくとも、AI翻訳が誤っているかどうかを判別し、誤りを修正できる能力が必要です。また、博士後期課程への進学を視野に入れている場合には、修士論文の作成に際して外国法・比較法研究を求めますので、英語文献を直ちに正確に理解できるだけの読解能力は必須です。
3 大学院進学に向けて準備すること
「学際的分析の出口としての法学」を研究する前提として、少なくとも、法学の基礎的知見を把握している必要があります。
授業では、法学部で開講されている環境法・行政法科目の内容を十分に理解していることを前提に議論しますので、大学院入試までにそのレベルに達するように準備してください。