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タケナカ カツヒサ TAKENAKA Katsuhisa
職格 教授
学位 博士(学術)
最終学歴 神戸大学大学院
研究業績等 教員データベース
専攻分野(研究分野) 理論社会学/組織研究
大学院研究指導担当 博士前期  ○    博士後期  ○

研究テーマ

組織とコミュニケーションの理論的考察/組織における文化とシンボルの社会学的研究

キーワード

組織/社会学/組織文化

主な大学院担当科目

組織社会学

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受験生・学生へのメッセージ

 私の研究は、組織の理論社会学です。「組織」には、企業、学校、病院、刑務所など多くのものが含まれますが、それらを比較することから、その類似性と差異を明らかにすることが重要です。「理論社会学」は、フィールドワークをはじめとした社会調査ではなく、数多くの文献サーベイに基づき、「組織とは何か」という根源的な問いに答えることを目指しています。その意味では「組織をいかにマネジメントするか」という経営学的なアプローチと一線を画すことになりますので、注意して下さい。

【必要な外国語の能力】
 授業、ゼミナールともに日本語で行います。ただし、Organization Studies をはじめとして英語で書かれた文献を精読できる能力が必要です。基本的に修士論文は日本語で書いてもらうため、英語で書く能力はそれほど求めません。とにかく、英語で書かれた最新の知見を得ることが重要ですので、読む力は不可欠であると考えて下さい。

【大学院進学に向けて準備すること】
 受験生の方々には少なくとも学部レベルの「社会学」「組織論」の知識を備えていることを求めたいと思います。
1.社会学では、Max Weber, Émile Durkheimなどの古典から、Talcott Parsons, Robert, K. mertonらの機能主義、Harbard Blumerに代表される解釈主義、Niklas Luhmann, Jürgen Habermas, Anthony Giddensら20世紀後半の理論家まで、ある程度の知識を有していること。
2.組織論では、Chester I. Barnard(協働システム論), Amitai Etzioni(構造論), Karl, E. Weick(組織化論), Edger, H. Schein(組織文化論), Mary Jo Hatch(組織シンボリズム)らによる著作や文献で何が主張されているのかについての知識を有していること。

主な著書・論文

『組織の理論社会学—社会・コミュニケーション・人間』(単著・文眞堂・2013年)
「組織文化研究における批判的経営研究(CMS)の可能性—組織文化の『負』の側面の分析に向けて 」(『現代社会学理論研究』11・2017年)
「組織秩序の形成と解体を説明するオルタナティブ—組織目的、組織文化、そして組織美学」(『組織科学』41(2)・2007年)

明治大学大学院