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コウマ キョウコ KOMA Kyoko
職格 教授
学位 博士(言語文化学)
最終学歴 大阪大学大学院
研究業績等 教員データベース
専攻分野(研究分野) 超域文化論、ファッション・スタディーズ、メディア言説・表象分析、記号論、言語文化学
大学院研究指導担当 博士前期  ○    博士後期  ○

研究テーマ

超域文化論、クリティカル・ファッション・スタディーズ、メディア言説・表象分析、記号論、言語文化学

キーワード

ファッション、(デジタル)ファッション・メディア、非/規範的女性像、言説、越境、表象、ステレオタイプ、ジェンダー、フランス、「ジャポニスム」

主な大学院担当科目

超域文化論、集約型文献講読(フランス語)

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受験生・学生へのメッセージ

 本研究室では、現代情報社会を理解するための一助として批判的立場からファッション研究を行っています。ファッションは、一学問分野よりは、様々な学問分野で議論されてきた研究対象であり、まさに学際的研究がおこなわれてきた分野といえるでしょう。
 近年欧米でもファッション・スタディーズが盛んになっています。わたしは、日仏メディアにおけるファッションとジェンダーイメージ構築の関係を、越境、言説、異文化表象をキーワードに人文科学の観点から、日本人研究者という立ち位置において批判的に考察する研究を推進し、このファッションの研究を通して現代社会の課題を明示する一助となることを目指しています。
 ファッションについて、メディア、ジェンダー、超域の視点から研究を行う方をお待ちしています。

【必要な外国語の能力】
 授業は日本語で行いますが、ファッション・スタディーズ関連論文は英語が中心となりますので、本研究室でも英語での文献購読は必須となります。

【大学院進学に向けて準備すること】
 ファッションに関する修士論文を書くうえでの研究計画をしっかりたてるべく、現状を把握し、先行研究をしっかりと調査し、それらに基づき、学術的な問い、仮説、研究対象、分析方法等しっかり考えて、人文科学、そして批判的視点から(ファッションを通してあたりまえとみなされていた現代社会の諸問題を明らかにする問いを設定する必要があり、視点、切り口がとても重要になってきます。)まとめるようにしてください。
 ファッション・スタディーズの先行研究は欧米の視点、英語で書かれたものが多いですが、アジア圏の視点からそれらを再検討する視点も必要です。また、外国人留学生の志願者の方は修士論文は一人で日本語で書く必要があるので修士論文を書くことのできる日本語力は大前提となります。

主な著書・論文

Kyoko Koma, "Fashion and Identity in Virtual Spaces: The Other Bodies as Avatar in Animal Crossing" In Sustainability Challenges in the Fashion Industry: Civilization Crisis, Decolonization, Cultural Legacy, and Transitions, Miguel Ángel Gardetti・Rosa Patricia Larios-Francia(編), Springer, 2023
高馬京子「コミュニケーション」『クリティカルワード、ファッション・スタディーズ』蘆田裕史・藤嶋陽子・宮脇千絵編 フィルムアート社共著2022
高馬京子「mousuméからshojoへーフランスメディアにおいて構築、「継承」される未熟なかわいい女性像」『ジャポニスムを考える:日本文化表象をめぐる他者と自己』高木陽子・村井則子・高馬京子・藤原貞朗編、思文閣出版 2022
高馬京子『越境するファッション・スタディーズ』高木陽子・高馬京子編 ナカニシヤ出版 2021
Kyoko Koma, "Kawaii Fashion Discourse in the 21st Century: Transnationalizing Actors" In Rethinking Fashion Globalization, Ed. Sarah Cheang, Erica de Greef and TAKAGI Yoko, Bloomsbury, 2020
高馬京子「モード(Mode)を構築・伝達する言説—ゲートキーパー像と読者の審級の構築」『転生するモード:デジタル時代のファッション』日本記号学会編(高馬京子特別編集)、新曜社、2019
『コミュニケーションテクスト分析』ドミニク・マングノー著、石丸久美子・高馬京子共訳 ひつじ書房2018

明治大学大学院