私は批判理論、あるいは批判的社会理論と呼ばれる、社会哲学、社会学理論の研究をしております。これらの議論の中心地でもあるので、ドイツにおける研究動向を主に注意しています。
研究にあたり、キーワードとしては「コミュニケーション」や「社会的承認」、「社会的近代化」、「啓蒙」、「文明化」といったものを挙げることができると思います。理論研究を中心としているので、特定地域に限定された文化現象、社会現象を扱うことは、副次的にのみ扱いますが、理論的説明を欠いた研究、調査にはあまり関心がありません。もし、指導を希望される場合には、事前に照会されることをお願いします。
【必要な外国語の能力】
専門分野の傾向から、英語、ドイツ語が読めることを希望します。特に博士後期課程進学を希望する方には、どちらかの言語をしっかり読解できることを期待します。
【大学院進学に向けて準備すること】
修士論文執筆の段階で、論文や書籍をしっかり読まなければ指導は成り立ちません。電子書籍でも構いませんが、インターネット上にある論文や記事に依存せずに、図書館を活用して、学会などで認められた雑誌論文や書籍を読める能力を身につけておいてください。