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政治経済学部

【政治経済学部】藤本穣彦ゼミナールが国土総合研究機構観光まちづくり研究会と合同ゼミを開催

2022年12月22日
明治大学 政治経済学部事務室

前から2列目、右から4人目が筆者(片平)前から2列目、右から4人目が筆者(片平)

藤本穣彦ゼミナールでは12月16日(金)に、国土総合研究機構観光まちづくり研究会と合同ゼミを開催しました。

藤本ゼミ4年、片平愛里がレポートします。

国土総合研究機構観光まちづくり研究会は、建設コンサルタント3社、日本工営株式会社、株式会社建設技術研究所、パシフィックコンサルタンツ株式会社が結成した研究会です。同研究会が今年5月に『交流まちづくり——サステイナブルな地域をつくる新しい観光』(学芸出版社)を公刊し、藤本先生が執筆に参加した縁で今回の合同ゼミが開催されました。

テーマは、「人が繋がり、心が豊かになるまちを、いかにつくることができるか?」

藤本ゼミからは、新しくゼミに内定した2年生から4年生まで参加し、様々に考察を深める時間となりました。プロとしてまちづくりに携わっている方のお話を聞き、ゼミ生からは多くの質問が寄せられました。一例を紹介します。

「人との繋がりを、ハード面&ソフト面、それぞれから創り上げていくことで、豊かなまちを築けることを学べました。」
「万人と繋がること、万人が豊かになることは改めて難しいとも感じさせられました。お話の中で、"お互いが尊重し合うこと""何回も顔を合わせて話すこと"が大事だということも伝えてくださったので、今後まちづくりを考える上でのヒントにしたいと思います。」
「建設コンサルタントという業界が、橋や道路や大きな施設などのハードなインフラから、人と人との関係性などのソフトなインフラまでを企画立案・調整・管理を担当する、面白い業界だということを始めて知りました。」
「あまりにも内容が詰まっていたので、家に帰ってじっくり頭の中を整理したいです。」

私自身、内定先が建設コンサルト業界ということで、今回のゼミを大変楽しみにしていました。 改めて、建設コンサルタントのかっこよさを感じ、春からの仕事と生活がより楽しみになりました。

「"まちづくり"というように、まちは自然と作られるものではなく、作っていくもの」 という先輩コンサルタントの言葉。

私はこれから、まちをプロデュースする側になります。 「これが本当にまちのためになるのか?」本質的なものを見失わずに、地域の魅力を引き出していきたいです。 地域それぞれの基にある環境・文化・人と、何回も真っ直ぐに向き合う…、そんな素直さをいつまでも持ち続けたいと強く思いました。

嘘ではなく本当の強い繋がりを築いて、豊かな暮らしを広げられる、愛あるプロフェッショナルに、私はなりたいと思います。そのために、もっと色んな方とお話ししたり、様々な場所へこれからも足を運んだりしたいです。

たくさん発見して、たくさん考えて、"私がまちにできること"を増やしていきたいです。今後もお話しできることを楽しみにしております!
 
(片平愛里・かたひらあいり)


参考)『交流まちづくり——サステイナブルな地域をつくる新しい観光』(国土総合研究機構観光まちづくり研究会編、2022年、学芸出版社) https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761528188/