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政治経済学部

【政治経済学部】下斗米ゼミナールがUNNAMEDSERVICE創業者の三輪典行さんをお招きして特別講義を実施しました

2023年02月01日
明治大学 政治経済学部事務室

 下斗米ゼミナールでは1月23日(月)に、主に中小企業のコンサルティングで活躍されているUNNAMEDSERVICE創業者の三輪典行さんをお招きして、特別講義を行いました。三輪さんは下斗米秀之先生の大学時代の先輩にあたりとても気さくな方で、終始和やかな雰囲気に包まれ、学生もお話にますます傾倒していきました。
 今回は3年生がいよいよ就職活動の時期を迎えることもあり、「人生の意味付けは自分ですべし」「合わない価値観を知るために敢えて飛び込むべし」「新しい時代の働き方」など、自己探求の極意についてお話しいただきました。必ずしも大企業で勤めるのが良いというわけではなく、「その企業が自分の価値観に合うかどうか」や、「誰かのために好きなことや得意なことを為せるかどうか」、「その企業がなぜ存在し顧客に選ばれるのか、それは自分にどんな意義を見出すのか」など、そのような自分の中での物差しに沿って就職先を吟味するのも大いに効果的であるということを、三輪さんのバックストーリーを基に学ぶことができました。

【学生の感想】
「『働くことは誇れること』という言葉がとても印象的でした。就職活動を控えた私たちのなかには、正直『働きたくない』と思う人が多くいました。私もその一人でした。『働く』ことに対して未だ具体的なイメージが湧かず、大変なのだろうという表面的、そして負のイメージが強いからです。ですがお話を聴いて、働いていくうえで信念や夢など、守りたいものや目指したいものが生まれて、それらを追い求めるのが最高の自己探求なのではないかと考えさせられました。まずはその土台として、そこにいることが他人ではなく自分にとって誇れるような、そういった環境を目指すのが就職活動なのかもしれません。」

「失敗を恐れていました。文字通り怖いからです。就職活動も、コロナ禍で特にガクチカも作りにくく不安で仕方がありませんでした。親は大企業への就職を望んでおり、自身の不安と他者の期待に板挟みされているようでした。ですが『幸せの尺度は自分の主観でしょ』という、三輪さんの何気ない当たり前の一言に私はとても感化されました。挫折を経ても夢を追い続けるために努力を重ね、痛みを強さに変えるその姿勢は、自分にとって、いつまでたっても色褪せないかけがえのない財産になるのではないかと思います。今も不安はあります。失敗は怖いです。ですが、やるべきことはやり続けなければその先に何も生まれないのだと、小さな光を感じました。」

文責:臼田千優、宮澤誠司(下斗米ゼミ3年)