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数理のチカラ − 小松 孝徳

社会に通用する“なんでもあり”精神を学ぶ

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 小松 孝徳



心理学的な知見を人と情報機器やロボットとの関係にうまく生かせないだろうか。これが私の研究テーマであり、その一例がオノマトペの活用です。オノマトペとは“ドンドン ”“ガンガン といった擬音語や擬態語などの感覚的な表現を指しますが、そこには人が表現したくても表現しきれないニュアンスがつめ込まれています。

そこで私はオノマトペを数値化し、例えばロボットの動きを固くしたいときは“ガシガシ という言葉だけで感覚的に制御できるシステムを考えました。本来であれば、ロボットの動きの制御には動作を表すグラフの波形の振幅や周期をいじる必要がありますが、このシステムはそうした専門的な知識から人々を解放します。

この研究では心理学的に人のニュアンスを検討する必要があったため、心理学の知見が多く利用されました。私の研究室では数学に拘らず、問題の解決につながるものであればなんでも貪欲に利用します。目の前の問題を自分が解ける形に組み直して、その結果を評価するプロセスは、例えば売上アップや新製品の販促方法など、会社で与えられる漠然とした課題とまったく同じです。数学や理科、プログラミングや心理学など、持てる力を臨機応変に使い分けながら問題を解決することは、皆さんの将来においてもきっと役立つでしょう。
小松 孝徳 / 人間とメディアの「いい関係」を認知科学の視点から読み解く
パソコンや携帯電話など、我々の生活は人工物に囲まれています。しかしあなたはそれらを使いこなせているでしょうか?素朴な疑問に向き合い、誰も気づかなかった問題点を認知科学的手法で解決することを目指します。

数理のチカラ : 先端メディアサイエンス学科

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