Go Forward

政治経済学部

【政治経済学部】奥山雅之ゼミナールとヨークゼミナールが高尾駒木野庭園で「宇宙」をテーマにしたイベント「星庭」を開催しました

2026年10月28日
明治大学 政治経済学部

庭園枯山水のプロジェクションマッピング庭園枯山水のプロジェクションマッピング

ワークショップの様子ワークショップの様子

カフェメニューカフェメニュー

星座をモチーフにした庭のライトアップ星座をモチーフにした庭のライトアップ

ヨークゼミが開発した謎解きヨークゼミが開発した謎解き

両ゼミ学生、共催・協力していただいた方々両ゼミ学生、共催・協力していただいた方々

 明治大学政治経済学部の奥山ゼミナールとヨークゼミナールは、2026年10月23日(金)・24日(土)の2日間、東京都八王子市の高尾駒木野庭園において、イベント「星庭(ほしにわ)—星ふる高尾の夜の旅—」を開催した。本イベントは、学生による観光まちづくりを推進する「タマリズムプロジェクト」の活動の一環として企画・実施したものである。

高尾山には多くの観光客が訪れる一方、周辺の観光施設への回遊が十分に進んでいないという課題がある。そこで両ゼミナールは、高尾山から徒歩圏内にある高尾駒木野庭園に着目。若者にも親しみやすい「宇宙」をテーマに、庭園の魅力を生かした夜間イベントを企画した。

「宇宙」をテーマに選んだ背景には、若い世代の宇宙への関心に加え、八王子市と宇宙との意外なつながりがある。八王子市には、江戸時代の隕石落下に関する記録が残されているほか、宇宙産業を支えるものづくり技術や、プラネタリウムを備えた科学館など、宇宙に関連する地域資源が存在する。
イベントの開催にあたっては、駒木野庭園アーツの共催、株式会社Light uppers(ライトアッパーズ)の照明演出デザイン、高尾有喜堂の協力を得ながら、学生たちが企画を具体化した。

奥山雅之ゼミナールは、庭園内での体験コンテンツを中心に企画・運営を担当した。枯山水を舞台とした幻想的なプロジェクションマッピングや、池や芝生を彩るライトアップにより、普段とは異なる夜の日本庭園の魅力を演出した。さらに、自分だけの惑星を描くアートワークショップや、宇宙をイメージしたオリジナルドリンク、地元の高尾有喜堂と連携したスイーツを提供する「喫茶 星庭」を展開した。

一方、ヨークゼミナールは、高尾山口駅から高尾駒木野庭園への誘客を目的として、スマートフォンを活用した音声連動型の街歩き謎解きコンテンツ「宇宙からの漂流者」を制作した。参加者が街を未知の惑星に見立てながら謎を解き、庭園へと向かう仕組みによって、移動そのものを観光体験に変える工夫を行った。

また、今回のイベントでは、一度限りの来園で終わらせず、庭園の魅力を継続的に楽しんでもらうための仕組みも取り入れた。イベント当日には、庭園の見どころを紹介する限定の「星庭カード」を来園者に配布。さらに、後日このカードを持参して再来園した人には、先着限定で「花庭カード」をプレゼントする企画を用意した。夜の幻想的な庭園を楽しんだ人々に、今度は昼間の四季折々の庭園を訪れてもらうことで、再来園を促し、地域の観光資源への継続的な関心につなげることをめざした。

当日は、幻想的な光に包まれた庭園を散策したり、惑星づくりのワークショップに参加したり、オリジナルのドリンクやスイーツを味わったりと、来園者は思い思いに特別な夜のひとときを楽しんだ。来園者からは、「高尾山近くにこんな素敵な庭園があるとは知りませんでした」「来たことのない場所でしたが庭園の新しい楽しみ方を知れました。また日中に来てみたいと思います」といった感想が寄せられ、これまで庭園を知らなかった人々に、その魅力を伝える機会にもなった。

また、家族でワークショップに参加した男性からは、高尾駒木野庭園がかつて診療所だった頃、子ども時代に受診のため訪れたことがあるという話を聞くことができた。このほかにも、「大学生の力で今後も八王子を盛り上げてほしい」「このイベントは毎年恒例にしてほしい」といった温かい声が寄せられた。

今回の取組みは、既存の地域資源に新たな魅力を付加するとともに、観光客の地域内回遊や再来訪を促す試みとなった。今後も、地域の人々や事業者との連携を深めながら、学生ならではの発想を生かした観光まちづくりに取り組んでいく。


奥山ゼミ・藤﨑俊哉さん(政治経済学部3年)のコメント
「星庭」に集う人々の笑顔を見て、人と地域を大学生がつなぐ意義を実感しました。何が高尾にとって必要なのかをフィールドワークを通して考え、仲間と0から作り上げた経験は大きな財産です。