実習先:岡山県岡山市
実習期間: 2026年8月2日(日)~8月5日(水)
テーマ: 人と場所をつなぎ、まちをデザインする取り組みの実践を学ぶ:岡山市奉還町の事例から
目的(実習のねらい):
本講義は、岡山県岡山市の中心商店街で展開されているまちづくりを題材に、フィールドワークを通じた知見や資料の収集と現地での発表、また一連の経験を踏まえたレポートの作成による実習で得た知識の体系的な体得を目的として実施した。具体的には、岡山市内の奉還町を拠点に人と人、人と場所をつなぎ、まちをデザインする取り組みを実践している組織(本学卒業生も中心的にかかわっている企業)を訪問し、その取り組みや考え方について検討を行った。
実習報告:
「地域活性化論(実習)A」科目では、春学期中の「地域活性化論(講義)A」での学習と事前調査、都内でのフィールド調査体験を経て、8月2日から5日まで3泊4日の行程で実習を実施した。事前学習ではフィールド調査の方法論や留意点などを学び、訪問先の奉還町商店街の特徴や岡山の人口動態、観光の現状などについて下調べとともに事前質問項目の検討を行った。
実習初日の8月2日は移動日となり岡山に移動した。3日は午前にレンタサイクルを使って東口側の表町商店街、岡山城・県庁周辺、後楽園、西口側の県総合グラウンド、岡山大学キャンパスを視察し、岡山市の中心地の構成の特徴把握に努めた。午後に奉還町4丁目でゲストハウスやラウンジを運営するNAWATE PROJECTを訪問し、ゲストハウスとりいくぐるの成り立ちや展開、今後の活動の方向性などについて、本学部卒業生の運営者やスタッフから説明を伺った。その後、一つ一つの建物の説明と奉還町商店街のガイドツアーを実施した。
4日は、実習参加学生に与えられた課題(街の中のラウンジが、様々な人やものが「交わる」場所として継続発展していくための企画イベント案を、当事者性の視点、奥行のある経営の視点、価値創造の視点、マーケティング視点の4点から検討)のための個々のフィールド調査を実施し、夕方にラウンジで発表会を実施し関係者との活発な質疑や議論が行われた。事前学習と実習の組み合わせによる学びの醍醐味と難しさの両方を実感した時間となった。
5日は、振り返りの後に東京に移動した。実習の方法論の理解の重要性や、実際に訪問して空気感や雰囲気を感じ取ることの必要性、効果的なヒアリングの方法など、様々な気づきを得ることができた実習となった。
以上
菊地端夫 専任教授