経営学部では社会連携活動の一環として公開講座を実施しています。
このページでは,これまでに実施した公開講座の概要や,その他の特徴的な授業や講演の動画を紹介します。

これまでに実施した公開講座

2021年度 経営学部公開講座

「協同の働きかたのすすめ-地域社会の課題にコミットする」2021年12月13日
 日本には農協や生協をはじめ、多くの協同組合が活躍しています。日本の協同組合の組合員数は約6,500万人、日本の人口の約半数にのぼります。来年には、労働者協同組合という新たな法人も加わります。
 協同組合は、単に仲間内の互助組織といった存在にとどまらず、環境、食の安全、まちづくり、高齢者福祉、産業振興、教育・子育てなど、つねに地域社会の課題解決を先導してきました。競争で他人を蹴落とすのではなく、互いに助け合う働きかたが、協同組合にはあります。協同組合で働くことの魅力をたっぷりお伝えします。

■講 師:川本恭治(城南信用金庫理事長)
     志波早苗(特定非営利活動法人センター事業団ワーカーズコープ東京中央事業本部相談役)
■日 時:2021年12月13日(月)13:10~16:00(12:50開場)
■場 所:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
 
「お金との賢い付き合いかた-あなたは大丈夫!?」
  大学生は入学後に、さまざまな金銭トラブルや悪質商法の被害に遭うことがあります。どのようにトラブルを予防し、もし被害を受けたらどう対処すればよいのか、大学生として必須のサバイバル知識をお伝えします。
 他方、年金や保険、奨学金、預貯金などの知識も、これから生きていくうえで欠かせません。これまで何となく気になっていたけど、今さら他人に聞けなかったお金のイロハについて、しっかり身につけませんか?

■講 師:柳 崇弘(全国労働金庫協会)
     山口美和(全国労働金庫協会)
     塩原洋光(全国労働金庫協会)
■日 時:2021年12月17日(金)10:00~12:00(9:30開場)
■場 所:明治大学和泉キャンパス 第一校舎3階303教室
 
 

2018年度 経営学部公開講座

「無印良品の思想と事業展開」2018年9月21日
 株式会社良品計画 代表取締役社長の松﨑暁氏をお迎えして公開講座を開催します。
 現在28ヶ国・地域で事業展開をしている無印良品の根幹である思想について,その生まれた背景,知的財産権保護・事業展開での具現化,世界での認知度から思想の継承等について グローバル展開を中心にお話しいただきます。
 日本人・日本企業が海外で成功するために,大学時代に何をすべきか一緒に考えていきましょう。

■講 師 : 松﨑暁(株式会社良品計画 代表取締役社長)
■日 時 : 2018年9月21日(金) 13:30~15:00(13:00開場)
■場 所 : 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー2階 1021教室

2017年度 経営学部公開講座

「中国企業の国際化とグローバル人材育成」2017年11月13日
 中国文泰商学院院長で元海信日立副社長の範大鵬氏をお迎えして公開講座を開催します。 改革開放以降,中国の企業は急速に成長し,グローバル化が進展してきました。その中にあって,大手電機企業である「海信集団公司」は,海外への進出,海外での現地生産を行い,グローバルに通用する人材の育成に力を入れています。 中国企業「海信」の国際人材育成を事例として,企業が求めている人材像,そして学生が大学生のうちに何をすべきか,一緒に考えていきましょう。
経営学部イングリッシュレクチャーシリーズ 第2回
「地球規模の視点からものを見る」2017年10月27日
A Global Mindset

 明治大学経営学部主催のグローバルビジネスおよびグローバルビジネス教育に関する英語レクチャーシリーズの第2弾として,クラウドソフトウェア会社Kenja CorporationのCEO兼,筑波大学およびグロービスビジネス大学院の研究者Ted Katagi氏をお迎えして公開講座を開催します。

「あなたはローカル,それともグローバル?」2017年6月21日
 県大会や国体で活躍しても世界の強者が集まるオリンピックは別世界。国内で少し活躍してもグローバルでは通用しません。人も企業も同じです。グローバルで戦わなければならない企業はグローバルに通用する人材を求めています。国籍に関係ない人事をすると日本人が苦戦する現状の中で,大学時代に何をすべきか,一緒に考えてみましょう。

 講演者:志賀俊之氏(日産自動車取締役副会長,産業革新機構代表取締役会長兼CEO,文部科学省・中央教育審議会委員)
経営学部イングリッシュレクチャーシリーズ 第1回
「優良就職先企業を探して~投資家マインドで企業の潜在成長力を見極める~」2017年6月17日
Finding a Good Company to Work for: using an investor's mindset to identify companies with potential

 明治大学経営学部が開催するグローバルビジネスおよびグローバルビジネス教育に関する英語によるレクチャーシリーズの第1回講座です。講演者は,ウォール街で10数年に渡りアナリストとして活躍後,西海岸で最大級のプライベートエクイティ会社Dodge and Coxでパートナーとして経営に携わり,現在自身のプライベートエクイティ会社にて日本の優良中規模企業の発掘に従事するKouji Yamada氏(アメリカ国籍,ハーバードビジネススクール卒)。投資家の視点から企業の潜在成長力の見極め方について講義をしていただきます。

2016年度 経営学部公開講座

「入社前・就職前に役立つ社会のルール」2016年11月30日
 これまでも経営学部の経営学特別講義や学部間共通総合講座で,各種労働法規は労働者にどのような権利をあたえているか,労働法規は事業主によって厳格に守られているか,職場ではどんな権利侵害がなされるケースがあるかなどについて,労働側弁護士と社労士駿台会会員からのご協力を得ながらオムニバス形式の連続講義を行ってきました。そのことを踏まえ,このたびの講演会では,就職先が既に決まっている4年生,来春に就職活動をスタートさせる3年生,職場にはどのようなルールがあるだろうと考えている学生に向けて企画されました。

第1講演 就職前に知っておきたい労働関連の社会ルール    
 株式会社中村屋 執行役員 総務・人事部門統括部長 大野正美氏
第2講演 逆命利君-社長を目指すサラリーマンの生き方 -
 株式会社ホテルグランドパレス 代表取締役社長  河村博氏
 
「社会的投資・CSRフォーラム2016」2016年4月16日
 今回のフォーラムでは、英国からNEET予防のためにユニークな行動改善・学習支援手法を取り入れて注目されるティーンズ・アンド・トドラーズ(T&T)というNPOをはじめ、T&Tへの投資機関や研究者も招聘し、国内からも社会的インパクト投資の第一線で活躍する実践者・議員・法律家をお招きし、SIBによる社会イノベーションの可能性について意見交換を行います。

第1部 「イギリスにおけるソーシャルインパクト・ボンド:現状と課題、日本への示唆」
第2部 「日本における社会的インパクト投資の可能性」
第3部 学生セッション「金融の仕組みを活用した社会課題の解決:ソーシャルビジネスへの融資と投資型クラウドファンディングの事例をもとに」
 

2015年度 経営学部公開講座

「マイクロソフトのクラウドビジネスにおけるグローバル戦略」2015年12月15日
 グローバル規模でのビジネス展開を支える IT 基盤として”クラウド コンピューティング”(以下,クラウド) が注目されております。Big Data,IoT,FinTechや AdTech など最近話題のオープン イノベーションのほとんどに,このクラウドが活用されています。本講演では,クラウド基盤をグローバル規模で提供するマイクロソフトの事業戦略を紹介するとともに,日本企業がクラウドを活用したグローバル ビジネスを展開するうえでのヒントを国内外の事例を交えてご紹介します。

 講師:斉藤泰行氏(日本マイクロソフト株式会社 クラウド&エンタープライズビジネス本部 クラウド&サーバ製品マーケティング部部長)

2014年度 経営学部公開講座

「社会的投資・CSRフォーラム2015」2015年3月7日
 本フォーラムでは、SIBを始めとする社会的インパクト投資のイギリスの最新動向や法的・金融的枠組み、評価手法、契約等について、イギリスでSIBに実際に関わっている政策担当者と実践家をお招きして意見交換を行い、SIBや社会的インパクト投資を促進する上での指針や課題を明らかにします。また、日本でどのように社会的インパクトをビジネスの主流に組み込み、ビジネスを変えていくのかについて、第一線で活躍する実践家をお招きして意見交換を行い、日本で企業が社会的インパクトを高める上での課題を明らかにします。

第1部 「イギリスにおける社会的インパクト投資の動向-ソーシャルインパクト・ボンドを中心に」
第2部 「Impact x Business: 社会的インパクトの主流化に向けて」
第3部 学生セッション「企業家育成を通じた被災地復興の可能性—石巻市等の事例を中心に」

2013年度 経営学部公開講座

「社会的投資・CSRフォーラム2014」2014年3月15日
 本フォーラムでは、ソーシャルインパクト・ボンド(SIB)に代表される社会的インパクト投資による金融イノベーションや公共サービス改革の可能性、そして、社会的価値と経済的価値を総合的に追求するCSRの新しい方向性について、第一線で活躍する実践家・専門家をお招きして意見交換を行い、社会的投資やCSRの新たなステージに向けての課題を明らかにします。金融の仕組みを用いて民間資金を調達し社会課題の解決を図るSIBでは、政府、投資家、NPOといった各経済主体が共にメリットを享受する「トリプル・ウイン」が期待されています。

第1部 「社会的インパクト投資の可能性:ソーシャルインパクト・ボンドを中心に」
第2部 「CSR(企業の社会的責任)と企業価値—新たな企業価値・社会価値創造のための戦略」
第3部 学生セッション「企業とNPOの協働—社会貢献で『人』を育てる」

「現代英国の経済的スーパーダイバシティ~実際の話~」2013年12月16日
 この講演では、1971年と2011年の英国新聞記事を比較した批判的言語学分析について話します。  「人の思考は社会とメディアにより変化する」とウォーフ論のような考えより、メディアがいかに貧富の差などの社会的変化を支えてきたかをコーパスと文体論用いて話す。この異なる年のメディアナラテ ィブが支えているものは全て違う経済状況です。 2011年に特に経済的スーパーダイバーシティの社会的状況が見られます。

 講師:ツーラン・マイケル教授(バーミンガム大学)

「世界の労働環境から日本を見つめてみよう」2013年5月14日
 グローパル経済の進展とともに、法令の遵守・労働環境等が企業活動にとって避けて通れない問題となってきました。ISO26000 (国際標準化機構の社会的責任規格)は企業のみならず、すべての組織を対象にした社会的公正のためのガイダンス文書です。
 指定管理者として行う自治体公契約の労働条件審査も、社会的公正と深く関わっています。私たち社労士(SR) が行政や顧客の企業活動を「社会的責任(SR) 」の観点からとらえ直し、日本の労働環境をよりよいものにしていくために、ISO26000はよき羅針盤になると考えます。

・黒田かをり氏(CSOネットワーク事務局長/NNネット幹事団体)による基調講演
・参加団体によるパネルディスカッション

2012年度 経営学部公開講座:非営利・公共経営研究フォーラム2013

「社会的排除解消に向けた社会イノベーション戦略—」2013年3月9日
 今日、社会課題解決に取り組む社会的企業・NPOには、社会イノベーション能力の効果的・持続的発揮とステークホルダーに対するより高次のアカウンタビリティが期待される傾向にあり、そのような能力を有する社会的企業の振興に向けた戦略が求められています。
 このような問題意識から、本フォーラムは、特に社会的排除解消のための雇用創出に取り組む社会的企業・NPOに焦点をあて、社会的企業振興のための社会的投資や業績評価・改善手法の開発が進むアメリカと、社会的企業育成法に象徴されるように社会的企業振興が政府によって強力に推進されてきた韓国の事例を取り上げ、両国の経験から、日本における社会的企業振興戦略への示唆を汲み取ることを目的に開催されます。あわせて社会的企業振興に関連して、SROI(社会的投資収益分析)やソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)などの世界的動向についても取り上げます。

第1部 基調講演「社会的排除解消と社会イノベーションにおける社会的企業の戦略:アメリカ合衆国における社会的企業の経験と新動向を踏まえて」
第2部 「社会的企業振興戦略の現在・未来」
第3部 学生プロデュースNPOフェスティバル「東日本大震災被災地における雇用の現状と展望—石巻等におけるNPOの就労・起業支援事例の調査を踏まえて」

2011年度 経営学部公開講座:非営利・公共経営研究フォーラム2012

「多様な主体の連携による被災地復興の可能性」2012年3月3日
 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、甚大な「複合災害」を東北・北関東を中心に及ぼし、被害はきわめて広域に及んでいます。
 現在、復旧・復興の過程にありますが、産業・生活基盤再建の展望は十分に見出せていません。自治体によっては職員や施設自体も被災したことで、復旧・復興の機能を十分発揮できないことが事態をさらに深刻化させています。また、住民はコミュニティから切り離された仮設住宅等での生活で不安な日々を送り、「復興災害」(復興過程における二次的災害)も懸念されています。
 このような困難な局面を踏まえ、明治大学経営学部と非営利・公共経営研究所は、被災地復興のための社会システムづくりについて、官・民、支援する・支援されるという関係性を超えて、「多様な主体の連携による復興」という視点から展望することを目的としてフォーラムを開催します。

第1部 基調講演「ふるさと新生へ 女川町復興に向けた若き町長の挑戦」
第2部 公開講座「震災復興に向けた多様な主体の連携と社会起業の可能性」
第3部 学生プロデュースNPOフェスティバル「被災地復興におけるNPOの役割と課題—石巻調査等の成果を踏まえて」

2010年度 経営学部公開講座

「成功するソーシャル・ビジネスの条件」2010年12月2日
 日英のソーシャル・ビジネスのやCSR(企業の社会的責任)の第一線で活躍されているリーダーをお招きし,ソーシャルビジネスが社会的に成果をあげつつ,同時にビジネスとして成長していくためには,どのような戦略的対応やリーダーシップが求められるのかについて考え,成功の鍵を探ります。

2008年度 経営学部公共経営学科公開講座

 本公開講座は、「公共サービスの民間化と官民パートナーシップ(PPP):『官民協働型』公共経営をめざして~」をテーマに、国内外の公共サービスの民間化や官民パートナーシップ(PPP)の最新動向とその社会的意義や課題について、英国バーミンガム大学の研究者を含む公共経営の研究と実践の第一線で活躍する論客をお招きし、理解を深めることを目的としています。単なる「市場化」「アウトソーシング」ではなく、市民も主体となって参画しうる多元的な公共政策・公共サービス供給のありかたについて展望したいと思います。
第3回「パートナーシップを軽犯罪・反社会的行動への取り組みにどう活用するか」2009年1月27日
 講師:アイリーン・ダンスタン氏(バーミンガム大学地方自治研究所 リサーチフェロー)
第2回「公共サービスの民間化 PFI・指定管理者制度・市場化テストの検証」2008年12月1日
 講師:菊地端夫氏(明治大学経営学部専任講師)
    富永一夫氏(特定非営利活動法人NPO・FUSION長池理事長)
第1回「公共サービスの民間化と協働型自治」2008年11月7日
 講師:福嶋浩彦氏(明治大学経営学部特別招聘教授、中央学院大学客員教授、元我孫子市長)
    谷本有美子氏((社)神奈川県地方自治研究センター研究員)

2006年度 経営学部公共経営学科公開講座

 今日、NPM(新公共経営)と呼ばれるような行政改革や地方分権改革が世界的に進行するなか、地域レベルにおいても、公共サービス提供における官民の役割分担、政府(地方自治体)と住民との関係性、そして、ガバナンス(統治)のありかたが根本的に問い直される時代となっています。
 本公開講座では、こうした時代の変化を検証しながら、政府やNPOに期待される役割について、公共経営や地域ガバナンス、ソーシャル・ガバナンス、地域協働の視点から展望することをねらいとしています。講師陣はこの分野における内外の第一線の研究者が務めることになります。
第4回「英国におけるNPO・政府のパートナーシップと政府の役割の変化」2007年1月16日
 講師:ケン・スペンサー教授(バーミンガム大学)
第3回「アメリカにおける行政改革の動向」2006年12月10日
 講師:リチャード・プラット教授(ハワイ大学、明治大学経営学部特別招聘教授)
第2回「変わる地方自治制度と公共経営」2006年11月10日
「地方自治制度改革と公共経営」
 講師:金子優子教授(山形大学)
「地方自治制度改革と指定管理者制度」
 講師:中川幾郎教授(帝塚山大学)
第1回「地域ガバナンス・地域協働の時代における政府・NPOの役割」2006年10月10日
「ソーシャル・ガバナンスと政府・NPOの役割」
 講師:神野直彦教授(東京大学)
「地域ガバナンスと地域協働の時代における公共経営」
 講師:塚本一郎教授(明治大学)

動画で公開中の授業・講演

2017年度 公開講座[2017年6月21日(水)]

「あなたはローカル,それともグローバル?」
 日産自動車取締役副会長,産業革新機構代表取締役会長兼CEOであり,そして文部科学省・中央教育審議会委員でもある志賀俊之氏をお迎えし,グローバル化とは何か,グローバル企業とインターナショナル企業の違い,グローバル企業で働くには何が必要か等,「グローバル人材」の必要性をご自身の経験も踏まえてご講演いただきました。

2017年度 公開講座[2017年6月17日(土)]

経営学部イングリッシュレクチャーシリーズ 第1回                        「優良就職先企業を探して~投資家マインドで企業の潜在成長力を見極める~」           Finding a Good Company to Work for: using an investor's mindset to identify companies with potential
 グローパルビジネスおよびグローパルビジネス教育に関する英語によるレクチャーシリーズの第1回として,ウォール街で10数年に渡りアナリストとして活躍後,西海岸で最大級のプライベートエクイティ会社 Dodge and Cox でパートナーとして経営に携わり,現在自身のプライベートエクイティ会社にて日本の優良中規模企業の発掘に従事する Kouji Yamada 氏(アメリカ国籍,ハーバードビジネススクール卒)による,役資家の視点からの企業の潜在成長力の見極め方についての講座を開催しました。