GREAT (Global Resources English Applied Track)

経営学部70周年記念シンポジウム「GREAT— Meet the Future and Beyond」



 明治大学経営学部は2023年4月に創設70周年を迎えたことを記念して、2023年10月22日(日)に「明治大学経営学部創設70周年記念シンポジウム」を明治大学駿河台キャンパスグローバルホールで開催しました。 明治大学ホームカミングデーに合わせて開催されたシンポジウムには、卒業生や在学生を中心に約100人が参加しました。

当日の詳細・動画等については<こちら>をご覧ください。

GREATグローバル経営人材育成トラック紹介動画


英語スキルと専門知識の融合



※USCPA(U.S. Certified Public Accountant)は、米国各州が認定する公認会計士資格です。
※MBA(Master of Business Administration)とは、高度な経営学を学ぶビジネススクールの修了者に与えられる修士号(学位)です。

GREATの特色



 英語スキルと専門知識を同時に取り入れるGREATでは、学問におけるグローバル・スタンダードを意識した学習活動を入学時から行います。英語で講義を受けるために必要なリスニングのスキル、重要な点をすばやく書き留めるノート・テイキングのスキル、英語の文献を読むためのリーディングのスキル、英文で自分の主張を効果的に行う文章力、ディスカッションやプレゼンテーションに必要な英語による論理的思考力・表現力など、まずはキャンパス内の英語による授業科目受講により海外留学時に必要なスキルを身につけます。TOEFL®やIELTS™などの国際的な英語検定試験における高得点獲得にも力を入れ、3年次秋からの留学を想定して入学後の4月と、2年次の7月にTOEFL®団体受験を行います。また、「i-meeting」に代表される異文化交流のイベントで異文化理解を深め、「英語プレゼンテーション大会」では訴えたい自分の主張を効果的にプレゼンテーションできる能力を向上させます。経営学部では、独自の短期留学プログラム「IBP」や夏期インターナショナルビジネスマネジメントプログラム「ISIBM」、「学部間協定留学プログラム」 などの国際プログラムを用意し、GREATで培ったグローバル・スタンダードの基盤をもとに、自らグローバル社会への扉を開く学生を力強くサポートします。

 

GREATを取り巻く要素

国内外でのグローバルな学びを実現する経営学部独自の取り組みです。

GREAT参加学生の声

 グローバル経営人材育成トラック「GREAT」は2015年度に開始し、2021年度で7年目を迎えました。
 ここではGREATに参加している1年生、2年生、3年生の声を紹介します。

GREAT1年生の声

リーダーシップ、チームワークが学べるグループスタディ(写真中央右:GREAT1年生* 大屋寛汰さん)*インタビュー当時

GREATの普段の授業ではどのようなことを学んでいますか?
 GREATではノートティキング、ライティング、発音などの英語スキルはもちろんのこと、経営学についても全て英語を用いて学ぶことができます。また、社会や世界の問題についての講義を受けた後のグループディスカッションなど、どのクラスでも積極的な個々の意見を求められ、自分の意見を英語で述べることが要求されます。難易度は高いですが、その分内容が濃い授業です。(大屋寛汰さん)
GREATのクラスはどのような雰囲気ですか?
 クラス中には、既に何度も留学体験をしてきた人や、小さい頃アメリカに住んでいた人など、さまざまな経歴の人がいます。そんな中、私は高校・大学受験の勉強をしてきただけで、英語で会話したことなど今まで一度もありませんでした。英語が得意な人たちの中で授業を受けることはとても刺激的で、「自分もあんな風に話せるようになりたい!」と意欲的に英語に取り組めます。(大屋寛汰さん)
今、目標にしていることはありますか?
 英語で自分の意見を明確に述べることができるようになることです。この夏に参加した学部の短期留学プログラムIBPでは積極的な授業への参加に加え、自分の意見を強く求められ、自分の意見を発言することの重要さを痛感しました。3年次での留学を考えているため、それまでにGREATのクラスやTOEFLの4技能の勉強を通じてスキルアップしたいです。(大屋寛汰さん)

GREAT2年生の声

各自で調べた資料をもとに行うディスカッション(GREAT2年生* 木内真子さん)*インタビュー当時

GREATの普段の授業ではどのようなことを学んでいますか?
 GREATは、ただ英語能力の向上を図るのではなく、英語を媒体として経営学への理解を深めるという経営学部ならではのカリキュラムです。普段の授業では英語によるプレゼンやディスカッションが定番で、特にリンズクーグ先生のStrategic Communicationでは、ビジネスのシチュエーションを想定した戦略的な会話術などを楽しみながら段階を踏んで学ぶので、“英語で”高度な内容のやりとりをすることへの耐性が身についてきました。(木内真子さん)
GREATに参加して変わったことはありますか?
 英語で経営学を学ぶ授業では、日本語での授業とは違った視点から経営学をとらえることができ、多角的に考えることを意識するようになりました。GREATの授業を受けて、英語で経営学を学ぶことにどんどん関心が高まって、今夏、経営学部の協定校のヴィクトリア大学でビジネスを学ぶISIBM(短期ビジネスマネジメントプログラム)に参加し、世界の学生から多くの刺激を受けました。(木内真子さん)
今、目標にしていることはありますか?
 単に英語力を伸ばすことがゴールではなく、英語を道具として何をするかが重要であると感じています。今後は、GREATで培った英語でのプレゼンやアカデミックライティングの経験を活かして「英語をツールとして出来ること」の範囲を広げていきたいです。(木内真子さん)

GREAT3年生の声

留学先でのプレゼンテーション(写真右から2番目:GREAT3年生* 田中直也さん)*インタビュー当時

留学先ではどのようなことを学んでいますか?
 経営学部の協定校であるスペインのIE Universityへ留学中で、ケーススタディを中心に経営学を学んでいます。授業時間数が多いので詳細に学ぶことができました。具体的にはManagement Control, Brand Management, Entrepreneurship and Innovationといった授業を履修しています。起業について学ぶ授業ではすでに携帯アプリを使ったビジネスを始めている学生もおり、彼らのプレゼンには興味がわきました。Management Controlでは人生プランを発表したのですが、起業に関する知識を用いてニューヨークに寿司レストランをオープンする計画を立て、良い評価を得ることができました。(田中直也さん)
GREATで学んだことはどのように役に立っていますか?
 最も役に立っているのはビジネスに関する英単語のボキャブラリーです。GREATで得たボキャブラリーが授業内容を理解するうえで大きな助けになっており、講師やクラスメイトが話す難解な英語から聞いたことのある単語を拾ってなんとか理解しています。もう1つは、プレゼンテーションの手法です。例や著名な学説からの引用、聞く人に質問を投げかけるといったテクニックを用いて自分の主張に信憑性を持たせる方法を活用しています。(田中直也さん)
今、目標にしていることはありますか?
 大学を卒業後、起業することが今の目標です。授業で学んだことに加えて海外生活で学んだことは、達成が難しく思える課題でも自分なら絶対にできると信じて努力を惜しまなければ解決の糸口が見つかること、そして問題を解決することはとても楽しいということです。起業を通して難しい目標を達成する経験を積み自分を成長させたいと思います。(田中直也さん)

「経営GREAT1年生の志」

※画像をクリックすると詳細のウィンドウが開きます。

明大生「個」のひとコト!「経営GREAT1年生*の志」 (Meiji Now)*インタビュー当時(2017年12月)

GREAT4年間での学びについて

GREAT成績優秀修了者

~2023年度GREAT成績優秀修了者表彰式~


年度 GREAT 修了者数(名)
GREAT GREAT
– with Honors
GREAT Active GREAT Active
– with Honors
2018 2 1 0 2
2019 3 1 1 2
2020 1 4 1 3
2021 6 3 1 3
2022 9 5 1 5
2023 7 5 3 3

海外トップユニバーシティ留学プログラム

2018年度

 GREATの2名の学生を、明治大学海外トップユニバーシティ留学プログラムにより、海外の大学間協定校に派遣しました。 このプログラムは、世界トップレベルの海外協定校に留学するプログラムであり、学内での厳しい選考を経て、本学が指定する海外トップユニバーシティに協定留学または認定留学の制度を利用して留学する学生には、返還の必要がない給付型助成金が支給されるものです。
 ここでは2名の学生の留学に向けての抱負を紹介します。
佐藤翼さん(経営学部3年*、スタンフォード大学サマーセッションに参加)



 私には将来海外で働くという目標があります。今回の留学はこの目標を達成するための良い手段となると確信しています。このプログラムで世界中から集まった学生に囲まれて切磋琢磨し多様な価値観を体験することや難解な専門知識を英語で扱うスキルを高めることは海外で働くための地盤を固めることに繋がると思います。目標達成に近づくため、またこのプログラムを2期生に繋げるために精一杯努めようと思います。
尹相弼 (ユン・サンピル)さん(経営学部3年*、ハーバード大学サマーセッション、ペンシルバニア大学LPS(秋学期)に参加)



 私は経営学とComputer Scienceの勉強を進めています。両方とも主にアメリカで考案された学問なので、是非アメリカで学んでみたいと望んでいました。本来なら費用や複雑な手続きがあるため思いもよらなかったはずの留学を、このように支援をいただいて行けることは千載一遇のチャンスだと思います。毎日を大事にして、人生を変えられるような6ヶ月間にしたいです。