経営学部

フィールドスタディD(名古屋・京都・大阪:石津先生)実施報告

2017年11月14日
明治大学

テーマ:さまざまな主体のCSR活動

参加者はカゴメ班、京都市役所班、ニューオータニ班の3つに分かれてFSに取り組んだ。その概要は以下のとおりである。
(1)カゴメ班
カゴメ班は、本実習期間以前にカゴメ株式会社東京本社を訪問し、「カゴメのIFRSへの取組み」についての研究発表を行った。それを踏まえて、本実習期間においては名古屋にある上野工場・カゴメ記念館を訪問し、製品や経営について実地に学習した。当日は岩淵工場長から、品質・安全管理への取組みの実際や製品への情熱を伺い、教室での座学では得られない「モノづくり」の素晴らしさを体感することが出来た。
(2)京都市役所班
 京都市役所班は、産業観光局MICE推進室にて「観光地の混雑緩和 in 京都」をテーマとしてプレゼンを行うとともに、MICEの推進等についての京都市の現状を伺った。京都は、外国人観光客の増加が顕著であり、その対策を含めて混雑緩和に先駆的な取り組みを行っている地域である。事前学習においてそれらを研究した上でのプレゼンであったため、多くのお褒めの言葉を頂き、大変励みとなった。
(3)ニューオータニ班
 ニューオータニ班は、ホテルニューオータニ大阪を訪問し「さらに愛されるホテルへ~ホテルニューオータニ大阪の取り組み」をテーマとしてプレゼンを行った。ホテルの格式ある会場において、吉田副総支配人はじめ幹部7名の前での報告となり緊張感が大変高まったが、内容のみならずプレゼン方法などについても多くのアドバイスを頂き大変勉強になった。ディスカッションを通じて、社会人としての規律の一端を知ることが出来た上、実際に宿泊して、ホテルのサービスの水準の高さも体感することが出来た。また、大阪城の眺望が楽しめるスイートルームなど充実した施設の見学も行うことが出来た。
 以上のように、3か所において事前学習の成果発表を行い、それについての貴重なフィードバックを頂いた。座学では得られない実務の課題を知ることが出来た上、現場の緊張感を体感し、社会人になる心構えを身につけることも出来、大変充実したプログラムとなった。訪問を受け入れてくださった各所の方々に感謝申し上げます。

石津寿惠 専任教授