2026年
3月
31日
明治大学経営学部事務室
実習先 府中市(東京都)、草津町(群馬県)
実習期間 2025年5月4日、6月15日、7月26~27日、8月3、9~10、17~19日、9月7、14日
テーマ 興行(イベント)による地域活性化
目的(実習のねらい):
興行は「打上花火」的に開催される場合があり、開催期間中に稼げるか、稼げないかといった経済的な指標でしか評価されない傾向にある。一方で、興行はシビックプライド、都市の魅力といった社会的な側面等に対して様々な波及効果を生む。「生」の興行に参加していくことで地域活性化を経済的側面以外の効果で説明できるような思考を身につける。そこで、府中市(東京都)におけるくらやみ祭、府中流鏑馬、府中市商工まつり、神明社例大祭、是政八幡神社例大祭、草津町(群馬県)における草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル、湖西市(静岡県)における遠州新居手筒花火等の視察を行った。
実習報告:
2025年度の地域活性化論Aは、アンケートを基に選抜した8名の学生(2~4年生)が履修参加した。対象となる興行であるくらやみ祭、府中流鏑馬、府中市商工まつり、神明社例大祭、是政八幡神社例大祭では一参加者、それ以外には一来場者として事前に準備し、参加した。波及効果を最も実感できるアクターとして様々な検討を行った。
府中市における興行では経済的側面というよりは地域を継続するというような社会的側面の効果、草津町における興行ではクラシック音楽というような文化的側面の効果、新居町における興行では地域文化を継続するというような社会的側面の効果を大事にしていることを学んだ。府中市は「地域すぎるおまつり」、草津町は「高貴なおまつり」、湖西市は「破天荒なおまつり」と評価できる。また、客観的に「観る」だけでなく、「参加」することで「生」の感覚を経験することができた。
地域活性化の現場には「人」がいて「興行」等があり、地域の「生」に着目しなければ、地域活性化の側面を議論できるものではない。地域活性化論Aでは「人」と「興行」に特に着目した授業であり、本授業を履修した学生が将来社会貢献人材となることが期待できる。
明治大学経営学部兼任講師
熊田知晃