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ジェンダーセンター

【情報コミュニケーション学部創設10周年記念行事】特別講演会「近代社会の再封建化:社会構造・ジェンダー・経済」

開催期間:2014年07月18日
明治大学 情報コミュニケーション学部

情報コミュニケーション学部ジェンダーセンターでは、情報コミュニケーション学部創設10周年記念行事 情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター特別講演会を以下のとおり開催いたします。事前申し込みは不要です。ご自由にご参加ください。

【テーマ】「近代社会の再封建化:社会構造・ジェンダー・経済」
【講演者】ジークハルト・ネッケル氏
(ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン社会学研究科教授)
【日時】2014年7月18日(金)17:30~(開場17:00)
【会場】明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
【主催】明治大学情報コミュニケーション学部
明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター
【共催】明治大学現代社会研究所、明治大学専任教授連合会、日本社会学理論学会

【概要】「再封建化」とはドイツの社会哲学者であるユルゲン・ハーバーマスが『公共性の構造転換(1962年)』において、市民的公共圏が空洞化してしまう現象を批判的に言い表した概念である。市民的公共圏は、市民たちのあいだで政治をめぐって公論が展開され、社会的合意が形成されるための重要な役割を果たすはずなのである。それに加えてこの現象は、大衆民主主義の時代においては、国家と市場が相互浸透し、公衆はもはやマスメディアによって消費者の役割しか果たさないという事態も招いてしまう。ジークハルト・ネッケル教授は、この「再封建化」テーゼに再び注目し、政治が経済的なエリートたちの利害に強く左右されるポストデモクラシーの現状を批判するために非常に有効であると見なす。本講演会では、こうした「再封建化」が現代社会において、社会構造、ジェンダー、経済といった次元にどのような状況を引き起こしているのかについて議論が行われる。

★入場無料・申し込み不要です。
★講演はドイツ語で行われますが、日本語通訳があります。
(通訳者:三島憲一大阪大学名誉教授)

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