2016年7月に発生した知的障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件から6年が経とうとしております。
事件発生直後から今日にいたる報道においても、障害者とその家族をめぐる差別への配慮がなされる一方で、事件そのものの風化が懸念されています。
今回のジェンダーセンターのイベントでは、事件以前の「津久井やまゆり園」に職員としても勤務し、亡くなられた方々の生活支援も担当されていた西角純志さんをお招きし、障害者差別と優生思想について考えます。西角さんは、事件の裁判を傍聴し、加害者との面会と書面を通じて犯行の動機と真相を明らかにしようとし、私たちにも潜在的に働いている優生思想について考えて来られました。
誰もが人間らしく生きるという権利は、私たちのあいだで当たり前のこととされていますが、他方で私たちの社会は「役に立つ」「生産性の高い」人物が優遇される社会でもあります。価値観の異なる自己と他者とのあいだのコンフリクトをどのように考えるのか、私たちが曖昧に放置しておきがちな問題をメディアはどのように伝えるべきかなど、事件後に浮き彫りになった問題も含めて、多角的に考えてみたいと思います。
『相模原事件をどう乗り越えるのかーー「内なる優生思想」と決別するために』
日時
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6月22日(水)17:00開場・17:30開始(20:00終了予定)
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場所
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明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
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主催
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明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター
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登壇者
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西角純志氏
専修大学講師 博士(政治学)
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企画・司会 |
宮本真也
明治大学 情報コミュニケーション学部教授
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申込
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下記URL(外部サイト)よりお申込みください。※参加費無料、事前申込制 こちらから
定員100名(先着) ※定員に達し次第、受付を早期終了する場合がございます。
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連絡先
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*ご不明点等のお問い合わせは、下記までご連絡ください。 gender[at]meiji.ac.jp (明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター)
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