2021年02月01日
経営学部のデュアルディグリー・プログラムとは
5年間で明治大学とヴィクトリア大学(カナダ)の2つの学位を取得。
ヴィクトリア大学はカナダ・ブリティッシュコロンビア州の首都ヴィクトリアに位置する州立の総合大学であり,同大学のビジネス学部と明治大学経営学部は学生交流協定を結んで,学部間協定留学による学生の派遣・受入を行ってきました。
デュアルディグリー・プログラムでは,学部間協定留学(1学期または1年間)よりも長い期間にわたって海外の大学で学ぶことができ,さらに日本と海外の両方の学位を取得できることが特徴です。また,ヴィクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部では約1年間の実務経験を積むことができる有償インターンシップに参加します。
このプログラムは2015年度以降の入学者を対象とし,応募者の資格審査を経て2017年度からヴィクトリア大学への派遣を開始する予定です。



入学からデュアルディグリー取得まで
1年次~3年次春学期:
3年次秋学期~5年次:
デュアルディグリー取得:
ヴィクトリア大学ビジネス学部の授業
コア科目群1(例) | コア科目群2(例) |
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Financial Accounting Leading People and Organizations I Marketing Principles and Management International Business Business and Sustainability |
Managerial Accounting Leading People and Organizations II Management Information Systems Operations Management Management Finance |
詳細は、ヴィクトリア大学のホームページで確認ください。
有償インターンシップ
デュアルディグリー・プログラム参加学生の募集について
※(2020/9/8更新)入構制限措置に伴う応募書類の受付け方法変更により,募集要項及び所定様式1を修正しました。
プログラム修了者からのメッセージ【NEW】
プログラム修了学生からのメッセージ(2020 年執筆)【NEW】

ヴィクトリア大学と明治大学の学位記を受領した高見澤秀介さん(経営学部卒業)
デュアルディグリー は他の留学プログラムとは違い、学士取得という一先ずのゴールがあります。
それは、海外大学の授業・生活・文化を体験するだけでなく、就業経験や海外大学卒業といった、より挑戦しがいのある機会があることを意味しています。
卒業後の進路としても、海外大学院へのMBA留学や、外資系企業への就職、カナダへの移住など、その選択肢が広がることは間違いありません。
もちろん、そうしたメリットを享受するためには、大学レベルの経営・会計・金融といった学問を英語で学ぶ努力や、海外で生活をすることへの忍耐力が必須となります。
短期的に見ると、様々な不安が募るかと思いますが、長期的にみて学生生活の2年半をそのような環境で過ごす事は、後の人生にプラスに寄与すると信じています。
卒業した今だからこそ思うのは、プログラムのおかげで理想とするキャリアをスタートできたこと、その後起こりうる海外転勤などの変化にも強気に考えられるようになったことに感謝しています。
プログラム参加学生からのメッセージ(2018 年執筆)
「300:420000:1」
明治大学 経営学部(ヴィクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部) 高見澤 秀介
私は数学と統計の人間なので、まずは大事な数字をいくつか紹介しようと思います。「300:420000:1」。この数字の意味はデュアルディグリープログラムが将来の参加者に与えるメリットを表したものです。


最後に「1」という数字は、デュアルディグリープログラムが他の留学プログラムとは違う、様々なチャンスを与えてくれる唯一無二のプログラムである事を表しています。特に、1年間の就業経験が積めるCo-opというプログラムは、交換留学にはない大きな魅力です。Co-opという必修科目で、夏休み(5月〜8月)などの長期休暇を利用して、約1年間のインターンシップを行う事ができます。その過程として、海外企業への履歴書の書き方や、ビジネスレター、テーブルマナーなど、海外で活躍するビジネスパーソンに必要な素養を学ぶ事ができます。学生一人一人には、コーディネーターと呼ばれる指導者が付き、履歴書の添削や面接の練習をいつでも行ってくれます。私自身も現在、コーディネーターの方と週1〜2で面談を行っています。その結果、私は実際に日系、外資、計3社からのオファーをいただく事ができました。
そして、将来のデュアルディグリー生に向けてメッセージがあります。留学前は、2年半という期間の長さ、英語の授業についていけるかどうか分からない不安に尻込みしがちですが、どうかこれらの不安を理由に参加を断念しないでください。勿体無いです。もし応募基準に達しているのならば、迷わず応募してください。それくらい価値のあるプログラムです。このプログラムでは、英語を伸ばすだけではなく、21カ国の国からやってくる同級生と英語でチームワークを鍛えることができます。それは、まさしく「グローバル経営人材」に必要な要素を学べる近道であると私は信じています。
ヴィクトリア大学からのメッセージ(2017年執筆)

左から、交換留学した渋木大知さん(経営学部)、ヴィクトリア大学のリーコック先生、
本プログラムに参加中の高見澤秀介さん(経営学部)、ヴィクトリア大学スタッフのオードベールさん
ヴィクトリア大学からこんにちは。みなさんはカナダの大学で学ぶことを考えたことがありますか?ヴィクトリア大学と明治大学はデュアルディグリー・プログラムというたいへんユニークな取り決めを結んでいるため、それが可能なのです。2年半明治大学で学び、そのあと2年半カナダで経営学と商学を学ぶことを考えてみてください。その最大のメリットは、卒業時に明治大学経営学部から経営学士号、そしてヴィクトリア大学グスタフソンビジネス学部から商学士号の二つの学位を同時に取得できるのです。このデュアルディグリー・プログラムの修了生は、グローバル・シチズンというユニークな立場から、日本とカナダの両国で多くの就職の機会を得ることができるでしょう。
The Gustavson School of Business at the University of Victoria is one of the top schools in Canada and is famous for having a mild temperature year round. Our active exchange program is also renowned for sending over 80% of our undergraduate students overseas for one term. However, the characteristic which truly sets Gustavson apart from other schools is our three term mandatory co-op program. Students must complete about one full year of full time work at paid jobs in order to graduate. Imagine graduating with one year of overseas work experience!ヴィクトリア大学グスタフソンビジネス学部は、カナダのトップクラスの大学で、一年中穏やかな気候でも有名です。一学期に学部学生の80%以上を交換留学に送り出すプログラムも高い評価を受けています。しかし、グスタフソンが他の大学を大きく引き離している一番の特徴は、3学期の有償インターンシップが必修だということです。卒業にはこのフルタイムのインターンシップを約1年間やり遂げなければなりません。でも海外で、給料をもらって働きながら卒業できることを考えてもみてください。
Meiji University student Shusuke Takamizawa joined us this September to start his path towards becoming a global citizen. He has made many new international and Canadian friends and is performing well in our program. He is a very popular student! Our business management focused curriculum, as well as studying and working in an international setting, is helping to prepare Shusuke for a bright future in an increasingly globalized world. He describes the program as, “tough and fun”. Why not join Shusuke here in Canada and start your journey for a successful future?明治大学の高見澤秀介君は、この9月から我々のプログラムに参加し、「グローバル・シチズン」になるべく、その道を歩み始めました。多くの留学生やカナダ人の学生と友人になり、良い成績を収めながら頑張っています。みんなに好かれる人気のある学生です。国際的な環境での勉学と就業体験が可能で、かつ経営に焦点を当てた当校のカリキュラムは、ますますグローバル化が進む世界の中で、高見澤君が輝かしい未来を築く準備をサポートしています。彼は言います、「厳しくて、楽しいプログラムだ」と。カナダで秀介君とともに素晴らしい未来への旅を始めませんか?
現地での授業の様子
※画像をクリックすると動画再生のウィンドウが開きます。
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高見澤秀介さんのチームのプレゼンテーション
- 「Brian Leacock先生のLeading People and Organization (COM322)の授業です。海外企業の日本進出に伴って生じる文化的な違いを調べて、チームメイトに説明し、その解決策を案出するのに苦労したのと同時に、友人や教授の方に高い評価をいただいた時は達成感を感じました。」