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経営学部

フィールドスタディB(広島:菊地先生)実施報告

2018年11月14日
明治大学 経営学部事務室

みはらし亭の再生の説明みはらし亭の再生の説明

尾道の斜面地を案内頂く尾道の斜面地を案内頂く

カフェで質疑応答カフェで質疑応答

自転車の神様自転車の神様

フェリー乗り場フェリー乗り場

因島の海岸アート因島の海岸アート

テーマ :地域の潜在力を活かしたまちづくり:尾道市を事例に
実習期間:2018年10月28日~10月31日
実習先 :広島県尾道市、しまなみ海道(向島、因島)

本講義は、広島県尾道市におけるまちづくりを事例に,事前学習と現地実習、事後のまとめを通じて、フィールドスタディの一連のプロセスを体験的に理解することを目的としている。

事前学習では、複数の小グループに分かれて各訪問先の下調べを行うとともに、ヒアリング質問項目の精査や、調査スケジュールの検討を行った。

実習は10月28日から31日まで3泊4日で行い、尾道市の旧市街地としまなみ海道の向島、因島、生口島を中心にフィールドワークを行った。28日は移動日で日曜の夕方に尾道に到着したが、商店街を中心に多くの観光客でにぎわいを見せていた。

29日は朝に千光寺山ロープウェイを使って千光寺公園に登り、商業地がひろがる尾道水道に面した平地と、かつての豪商が競って建てた別荘地(「茶園(さえん)」)や寺社が点在する斜面地によって構成される旧市街地の構造と特徴の把握に努めた。その後、「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」代表理事の豊田雅子様に空き家や空き店舗の改築事例をご案内頂いた。受講生が宿泊したゲストハウス(みはらし亭・あなごのねどこ)も1920年代に建てられた「茶園」の別荘を修復再生した建物(みはらし亭)や、商店街の空き店舗を改築した建物(あなごのねどこ)であり、再生の取り組みの成果を実感することができた。その後、カフェとして再生された建物で個別の質疑応答を行い、受講生の疑問や関心に細かく応えて頂いた。

30日は、日本版DMOの一つである「一般社団法人しまなみジャパン」が運営するレンタサイクルを利用し、生口島、因島、向島に赴き、「サイクリストの聖地」とも称され国内外のサイクリストを惹き付けるしまなみ海道の絶景を堪能した。一般道では安全を考慮してわかりやすく青色でサイクルレーンが色分けがされ、多言語による案内板が整備されるなど、利用者への配慮が伺われた。最終日の31日は朝に3日間の知見のふりかえりを行った後、帰京した。

尾道は多くの学生にとって初めて訪れるまちであったが、「箱庭的都市」と呼ばれる美しい景観と、またそれを守りつないでいこうとする地元の取り組みに触れ、地域の潜在力をいかしたまちづくりの具体例を学ぶ、有意義な訪問となった。

菊地 端夫 専任准教授