経営学部

フィールドスタディB(千代田区、台東区、文京区:菊地先生)実施報告

2021年04月01日
明治大学 経営学部事務室

「神田でパンダ」前で記念撮影「神田でパンダ」前で記念撮影

公益財団法人まちみらい千代田で説明を受ける公益財団法人まちみらい千代田で説明を受ける

浅草でのフィールド調査開始浅草でのフィールド調査開始

浅草の商店街での聞き取り浅草の商店街での聞き取り

浅草の商店街での聞き取り浅草の商店街での聞き取り

実習先: 東京都 千代田区、台東区、文京区
実習期間: 10月29日、10月30日
テーマ: 東京のエリアマネジメント探訪


本講義は、様々な官民連携による公共空間の形成・まちづくりを題材に、フィールドワークを通じた知見の収集とレポートの作成という一連のプロセスを体験的に理解することを目的としている。

事前学習では、小グループに分かれて訪問先の下調べを行い事前の質問の検討を行った。特にWithコロナ、Afterコロナの東京のまちづくりはどこにむかうのかという点について、活発な議論が交わされた。

実習は10月29日と30日の二回に分けて行い、初日は千代田区内のまちづくりを推進する公益財団法人まちみらい千代田を訪問し、区の特徴や変遷、財団の事業についてお話しを伺った。インキュベーション施設をご案内いただくなど、区内のまちづくりへの考え方と具体的な取り組みを知る有意義な訪問となった。学生からもコロナ禍でのまちづくりの方向性など活発な質問が相次いだ。その後、神保町の個性あふれる古書店や狭い路地の奥の喫茶店など往時の学生街の姿を色濃く残す場所をみてまわり、薄れつつもまだしっかりと残っているまちの個性や風土を感じることができた。

2日目はレンタサイクルを使い、ワテラスの再開発や秋葉原駅と御徒町駅の間の高架下の開発である2k540 AKI-OKA ARTISAN、浅草と“谷根千地域”を中心にフィールドワークを行った。浅草では観光客や商店街でヒアリングを行い、外国人旅行客の激減の影響、日本人観光客の動向や購買行動の違いなどについてについて聞き取りを行った。修学旅行が中止となった近隣区の小学生によるマイクロツーリズムや外国人へのバーチャル観光ガイドツアーが実際に行われているなど、コロナ禍の中での新しい観光の形態の萌芽を垣間見ることができた。

コロナ禍の中、訪問をお引き受けいただいた公益財団法人まちみらい千代田様、聞き取りに応じていただいた観光客、商店街の皆様には記して感謝申し上げます。

菊地 端夫 専任教授