経営学部

フィールドスタディA(岡山県:菊地先生)実施報告

2022年07月13日
明治大学 経営学部事務室

<商店街での聞き込み調査①><商店街での聞き込み調査①>

<商店街での聞き込み調査②><商店街での聞き込み調査②>

<ラウンジやゲストハウスの成り立ちについてお話を伺う><ラウンジやゲストハウスの成り立ちについてお話を伺う>

<成果発表中><成果発表中>

<お世話になったゲストハウス><お世話になったゲストハウス>

実習先:岡山県岡山市
実習期間:2022年5月29日(日)~6月1日(水)
テーマ:人と場所をつなぎ、まちをデザインする取り組みの実践を学ぶ:岡山市奉還町の事例から


目的(実習のねらい):
 本講義は、岡山県岡山市の中心商店街で展開されているまちづくりを題材に、フィールドワークを通じた知見や資料の収集と、それに基づくレポートの作成という一連のプロセスを経験することを目的として実施した。具体的には、岡山市内の奉還町を拠点に人と人、人と場所をつなぎ、まちをデザインする取り組みを実践している組織(本学卒業生も中心的にかかわっている企業)を訪問し、その取り組みや考え方について検討を行った。

実習報告:
 事前学習では、グループ毎に訪問先の下調べと事前研究を行った。特に訪問先の奉還町商店街の特徴や、ゲストハウスの形態、岡山の消費動向などについて入念な下調べとともに質問の検討を行った。
 実習は5月29日から6日1日まで3泊4日で行い、奉還町のゲストハウスを拠点に、岡山市の市街地と奉還町商店街でフィールドワークを行った。初日の29日は移動日で夕方までに各自で岡山市入りをした。
 
 30日は岡山市駅前の桃太郎像前に集合した後、レンタサイクルである「ももちゃり」を使って東口側の表町商店街、岡山城・県庁周辺、後楽を視察し、岡山市の中心地の特徴の把握に努めた。午後に奉還町4丁目でゲストハウスやラウンジを運営するNAWATE PROJECTを訪問し、ゲストハウスとりいくぐるの成り立ちや展開、コロナ禍の下での活動、今後の活動の方向性などについて、本学部卒業生の成田海波氏から説明を伺った。その後、一つ一つの建物の説明と奉還町商店街のガイドツアーしてもらい、多くの気付きを得る時間となった。

 31日は、三つの班が与えられた課題に対する提案を行うためのフィールドワークを行った。与えられた課題は、ゲストハウス1階の空きスペースにどのような業種・業態のテナントをいれることが商店街やゲストハウス全体の価値向上につながるのかということ。商店街の商店主やお客さんに聞き込みに行く班、事前にアポをとって市役所に向かう班、近隣大学の学生にヒアリングを行う班など、それぞれが独自のアプローチから検討を行い、夕方にラウンジで発表会を実施した。当初の目論見通りの内容をヒアリングできなかったが意外な発見があった班など、事前学習とフィールドワークの組み合わせによる学びの醍醐味を堪能した時間となった。

 1日は、三日間お世話になったゲストハウスのスタッフとの別れを惜しみながらの解散となった。訪問をお引き受けいただいたNAWATEPROJECTの皆様には記して感謝申し上げます。


菊地端夫 専任教授