タイで開催されたジェンダー・フォーラム「社会・文化の多様性のレンズを通しての知の構築」で、情報コミュニケーション学部 田中洋美准教授、情報コミュニケーション学部助手 石田沙織さんがベストペーパー賞を受賞しました。
本年11月3~4日、明治大学の協定校であるタイのシーナカリンウィロート大学において、学際的シンポジウム「社会・文化の多様性のレンズを通しての知の構築」と題する国際学会が開かれ、ジェンダーセンターからも5名が参加しました。これは、前年度から同大学とインドのクマウン大学、情報コミュニケーション学部ジェンダーセンターの3組織が協力して実施している「ジェンダー・フォーラム」の一環としても位置づけられています。
この中で、基調演説・特別講演に続いて開催された3分科会のうち、ジェンダーセンターメンバーは「ジェンダー・アイデンティティ」分科会に参加し、以下の3件の発表を行った。
(1) 口頭発表 2件
・牛尾奈緒美
「組織の情報化と女性の活躍促進—日本の就労環境におけるジェンダー・ステレオタイプを超えて」
・田中洋美・松岡宗嗣
「デジタル時代における性の階層化—日本の出会い系SNSとその利用者の事例をめぐって」
(2) ポスター発表 1件
・田中洋美・石田沙織
「腐女子のマンガ消費—ジェンダーの視点から考える革新性と社会変化の可能性」
ジェンダーセンターからの発表はいずれも好評で、特に学生の発表は今後の成果が期待されるとして大いに激励されました。今回の発表で提出されたフルペーパー全23本のうち、6本が査読付き雑誌に選抜されて優先的に投稿が認められました。うち3本が当ジェンダーセンターからのものです。また、田中・石田両氏によるポスター発表はベストペーパー賞を受賞しました。