特別講演会『企業トップの考えるダイバーシティ・マネジメント』開催報告
2024年12月04日
明治大学 情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター
2024年10月28日(月)
情報コミュニケーション学部 創設20周年記念
特別講演会『企業トップの考えるダイバーシティ・マネジメント』
【登壇者】
片倉正美氏(EY 新日本有限責任監査法人 理事長)
2019年7月 EY 新日本有限責任監査法人 理事長就任。大手監査法人初の女性理事長。EY Japan Deputy Regional Managing Partner。1991年に入所後、IPO支援から米国上場するグローバル企業に至るまで、多くの日本企業の監査に従事。イノベーティブな監査法人を目指し、テクノロジーの活用による監査品質の向上、働く環境の整備に注力。経済産業省「DX 銘柄」評価委員。Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021「ブレイクスルー賞」受賞。INvolve社「HeroesWomen Role Model List」に日本初の殿堂入り。
小泉文明氏(株式会社メルカリ 取締役President、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長)
早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBC にてミクシィやDeNAなどのネット企業のIPOを担当。2006年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFO としてコーポレート部門全体を統轄する。2012年に退任後はいくつかのスタートアップを支援し、2013年12月株式会社メルカリに参画。2014年3月取締役就任、2017年4月取締役社長兼COO 就任、2019年9月取締役President(会長) 就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長兼任。
【主催】明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター
【日時】2024年10月28日(月)15:20~17:00(15:00開場)
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 1163教室
【企画・ファシリテーター】牛尾奈緒美氏(情報コミュニケーション学部教授、ジェンダーセンター長)
【来場者数】107名
【報告】牛尾奈緒美
情報コミュニケーション学部ジェンダーセンターは、10月28日、明治大学駿河台キャンパスリバティタワー1163教室にて、特別講演会『企業トップの考えるダイバーシティ・マネジメント』を開催した。
ダイバーシティとは、人種や性別、性的指向、障がい、年齢などに関する違いや、一人ひとり異なる価値観や能力、経験、知識など幅広い意味での多様性を指す。このイベントは、これらを生かすことで組織を強くする「ダイバーシティ・マネジメント」に積極的に取り組む企業経営者を招いて話を聞くという企画で、同センターが定期的に開催しているものである。
7回目の開催となる本会では、EY 新日本有限責任監査法人理事長の片倉正美氏と、株式会社メルカリ取締President、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長の小泉文明氏の2氏をゲストに招き、両氏による講演と、筆者を交えたディスカッション、並びに参加者との質疑応答が行われた。
片倉氏は大手監査法人初の女性理事長としてイノベーティブな監査法人を目指し、テクノロジーの活用による監査品質の向上、働く環境の整備に注力してきた。これらの経験の中から、無意識の偏見や差別、自己認識といったバリケードを取り払い、誰もがプレイヤーとして活躍できる環境を整えるダイバーシティ・マネジメントの大切さを説いた。
小泉氏は、大和証券SMBC、ミクシィを経て、2013年12月株式会社メルカリに参画。2019年9月取締役President(会長) 就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長兼任。「社員と経営陣はパートナーであり、情報量は同じであるべき」「お互いの違いを活かしあう、違いとの共創が大切である」と自身の考えを述べた。
その後、参加者との質疑応答が行われ、本会は盛況のうち幕を閉じた。学生からは、「ダイバーシティに取り組む経営者的視点から、多様性を活かすことで組織や社会がどのように成長し、変革していけるのかについて多くの示唆を得ることができた。」、「片倉氏の「誰もが活躍できる環境を整える」取り組みや、小泉氏の「違いを尊重し共創する」という姿勢から、リーダーとしての在り方や、多様性を組織の力に変える具体的な手法は大きな学びとなった。」といった感想が寄せられた。
情報コミュニケーション学部 創設20周年記念
特別講演会『企業トップの考えるダイバーシティ・マネジメント』
【登壇者】
片倉正美氏(EY 新日本有限責任監査法人 理事長)
2019年7月 EY 新日本有限責任監査法人 理事長就任。大手監査法人初の女性理事長。EY Japan Deputy Regional Managing Partner。1991年に入所後、IPO支援から米国上場するグローバル企業に至るまで、多くの日本企業の監査に従事。イノベーティブな監査法人を目指し、テクノロジーの活用による監査品質の向上、働く環境の整備に注力。経済産業省「DX 銘柄」評価委員。Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021「ブレイクスルー賞」受賞。INvolve社「HeroesWomen Role Model List」に日本初の殿堂入り。
小泉文明氏(株式会社メルカリ 取締役President、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長)
早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBC にてミクシィやDeNAなどのネット企業のIPOを担当。2006年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFO としてコーポレート部門全体を統轄する。2012年に退任後はいくつかのスタートアップを支援し、2013年12月株式会社メルカリに参画。2014年3月取締役就任、2017年4月取締役社長兼COO 就任、2019年9月取締役President(会長) 就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長兼任。
【主催】明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター
【日時】2024年10月28日(月)15:20~17:00(15:00開場)
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 1163教室
【企画・ファシリテーター】牛尾奈緒美氏(情報コミュニケーション学部教授、ジェンダーセンター長)
【来場者数】107名
【報告】牛尾奈緒美
情報コミュニケーション学部ジェンダーセンターは、10月28日、明治大学駿河台キャンパスリバティタワー1163教室にて、特別講演会『企業トップの考えるダイバーシティ・マネジメント』を開催した。
ダイバーシティとは、人種や性別、性的指向、障がい、年齢などに関する違いや、一人ひとり異なる価値観や能力、経験、知識など幅広い意味での多様性を指す。このイベントは、これらを生かすことで組織を強くする「ダイバーシティ・マネジメント」に積極的に取り組む企業経営者を招いて話を聞くという企画で、同センターが定期的に開催しているものである。
7回目の開催となる本会では、EY 新日本有限責任監査法人理事長の片倉正美氏と、株式会社メルカリ取締President、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長の小泉文明氏の2氏をゲストに招き、両氏による講演と、筆者を交えたディスカッション、並びに参加者との質疑応答が行われた。
片倉氏は大手監査法人初の女性理事長としてイノベーティブな監査法人を目指し、テクノロジーの活用による監査品質の向上、働く環境の整備に注力してきた。これらの経験の中から、無意識の偏見や差別、自己認識といったバリケードを取り払い、誰もがプレイヤーとして活躍できる環境を整えるダイバーシティ・マネジメントの大切さを説いた。
小泉氏は、大和証券SMBC、ミクシィを経て、2013年12月株式会社メルカリに参画。2019年9月取締役President(会長) 就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長兼任。「社員と経営陣はパートナーであり、情報量は同じであるべき」「お互いの違いを活かしあう、違いとの共創が大切である」と自身の考えを述べた。
その後、参加者との質疑応答が行われ、本会は盛況のうち幕を閉じた。学生からは、「ダイバーシティに取り組む経営者的視点から、多様性を活かすことで組織や社会がどのように成長し、変革していけるのかについて多くの示唆を得ることができた。」、「片倉氏の「誰もが活躍できる環境を整える」取り組みや、小泉氏の「違いを尊重し共創する」という姿勢から、リーダーとしての在り方や、多様性を組織の力に変える具体的な手法は大きな学びとなった。」といった感想が寄せられた。
講演する片倉氏
講演する小泉氏
前列左から片倉氏、牛尾教授、小泉氏と、牛尾ゼミ一同
イベントポスター