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教員からのメッセージ 電気電子生命学科

電気電子生命学科

本物の実力を身につけよう  嶋田 総太郎 教授



 急速に変化しつつあるこの時代に、自分を助けてくれるのは、本物の実力以外にありません。ネットで検索して手軽に見つかるような「知識」に満足していてはいけません。本物の知識とは自分の脳内に体系的に吸収し、実際の場面で適切に応用できるものです。まだ誰も答えを知らない問題に取り組んで自分なりの答えを導き出せる問題解決力、見つけた答えを高度なレベルで実現できる技術力を、この理工学部で学んでください。
チームワークで光る総合力  井家上 哲史 教授



 理系の研究分野では、あらゆることに興味をもつだけでなく「なぜそうなるのか?」実験を通じて現象やモノの仕組みを知ろうとする姿勢が大切になります。こうした学びに対する積極的な姿勢こそが「それぞれの個を強くする」と考えていいでしょう。また、研究の現場では個々の能力だけでなくチームワークも大切です。強い個が集まりひとつの目標を目指すことで、より大きな力が生まれてくるはずです。
周りに流されることなく、我が道を突き進んでください。  池田 有理 准教授



 幼い頃から動物が大好きで、将来は生物学者になりたいと考えていました。その後、大学の卒業論文でタンパク質と出会い、その美しい立体構造と緻密な機能にすっかり夢中に。そこからタンパク質研究者の道を歩み始めました。
 現在は電気電子生命学科の講義を担当する一方で、生命情報科学研究室を主宰し、タンパク質の構造と機能に関する研究をしています。本学の理工系女子の魅力は、自分の力でやり遂げる意欲に満ち溢れているところ。ゼミの卒業生たちもエンジニアや管理職として、多方面で理工系のセンスを発揮しながら活躍しています。みなさんも、周りに流されることなく我が道を突き進む覚悟で、理工系の世界に飛び込んできてください。学びに費やす時間は多くても、その経験が社会に出たときに必ず役立つはずです。
持続可能な社会へ  久保田 寿夫 教授



 現在、地球規模では化石燃料の大量消費によると考えられる温暖化の問題が深刻になっています。国内においては少子化、高齢化に伴う諸問題が顕在化してきています。これらの問題を完全に解決することは難しいことですが、本学科では、問題解決につながるいくつかのアプローチに対する基礎学力を学ぶことができます。たとえば、温暖化問題に対しては、太陽電池などのデバイスの開発・エネルギーの安定かつ有効利用のための技術・電気自動車に関する技術、また、少子化・高齢化に関しては、ユビキタスネットワークやロボットによる支援・脳情報や遺伝子・タンパク質等の情報データベースによる支援・そのほかの人に優しい製品開発の基礎となる学問を学びます。
 みなさんには、将来、「持続可能な」社会に貢献できる技術者・研究者になって欲しいと思います。

各専攻から

 電気電子工学専攻  井家上 哲史 教授



 スマートフォンに代表されるディジタル機器には、電気電子工学が培ってきた技術がいっぱい詰め込まれています。ディジタル機器を支える様々な技術は、省エネルギー技術、高集積化回路技術、高精細ディスプレイ技術、高速通信技術、信号処理技術など、それ単体でも世の中で役立つ素晴らしい技術です。そして、それらの技術がスマートフォンとして融合することで、今までになかった新しい価値が世の中に創造されてきたのです。このように、新しい価値を創造するためには、しっかりした基礎はもちろん、常識にとらわれない発想力や柔軟な思考力が必要不可欠です。電気電子生命学科の電気電子工学専攻では、電気電子工学の基礎を体系的に学ぶだけでなく、それらを複合的に応用できる技術者・研究者の育成をめざします。みなさんも一緒に、世の中に新しい価値を創造していきましょう。

 生命理工学専攻  嶋田 総太郎 教授



 日本は超高齢社会に突入し、電気電子工学は従来の工学分野だけでなく、医療・福祉機器の開発や生命科学の研究などに重要な役割を担うようになっています。生命理工学専攻では、電気電子工学の基礎に加えて、分子生物学・生理学・脳科学・バイオセンサ・医用材料工学など、生命科学とその工学応用に関連する分野について学びます。医療機器や福祉ロボット、創薬支援、脳・生体機能計測などへ応用される工学技術の学びを通じて、幅広く社会のニーズにこたえる技術者・研究者を育てます。皆さんも私たちと一緒に、最新の技術を駆使した新しい「生命理工学」を創造してみませんか。
理工学部