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機械工学科

「ロボット、飛行機、環境問題……。みんな基本は機械工学」

機械工学科(約3.5分)

機械工学科の特色



 機械工学は現代社会の根幹を支える重要な学問です。例えば有効なエネルギーを生み出す熱機関や、そのエネルギーで仕事をするレーザー加工機、食品加工機などの産業機械、自動車、飛行機などの移動機械、ロボットなどの知能機械、街角で見られるゲーム機、自動販売機などもすべて機械工学の分野です。もちろん、省エネルギーや省資源に関することも機械工学の知識なくしては達成できません。このように機械工学が関係する範囲は極めて広く、従って機械工学科の教育内容や研究活動は多岐にわたっています。なお、本学科は2005年度以来、JABEE認定技術者教育プログラム(機械および関連工学分野)に認定されています。
(参考)JABEEホームページ

学習・教育目標

 機械工学科では、技術革新と共に変化する社会の中で活躍できる機械系技術者を継続的に育成するため、育成人材像を『平和で豊かな社会を実現していく責任感と倫理観を持ち、柔軟かつ総合・多面的な思考と機械工学の知識・技術に基づき、他者と協調して課題を発見、解決し、積極的に価値を創造する、そして自ら成長を継続できる自立した創造技術者』と定めています。その実現のため,卒業までに全ての学生が身につけておくべき態度・能力を示す学習・教育目標として、下記に示す項目を定めています。

学習・教育目標(2015カリキュラム)
(A) 技術者意識の涵養
 (A-1) 教養
 (A-2) 技術者倫理
(B) 工学基礎および専門知識・技術の習得
 (B-1) 工学基礎
 (B-2) 機械専門
(C) 実践力の養成
 (C-1) 主体性
 (C-2) デザイン能力
 (C-3) マネジメント能力
 (C-4) チームワーク能力
 (C-5) 表現・コミュニケーション能力

学習・教育目標(2010カリキュラム)
(A) 広博な技術者の育成
(B) 技術者倫理の養成
(C) 工学基礎教育
(D) 専門技術教育
(E) 創造的なデザイン・表現能力ならびにマネージメント能力の養成
(F) グローバル化に対応しうるコミュニケーション能力と国際感覚の養成
(G) 計画的処理能力の育成

  • 詳しい内容についてはこちらを参照ください。

カリキュラムの特色





 機械工学科のカリキュラムは広い分野にわたる総合能力の養成を重視して編成しています。低学年次には基礎的な科目を重点的に学び、高学年に進むにつれて身につけた基礎知識を応用した高度の専門科目が受講できるようになっています。特に、主要四力学(流体力学、熱力学、材料力学、機械力学)には演習を設けて知識およびその応用力の向上を計るとともに、実験・実習、設計製図はできるだけ多くの教員が担当して教育がいきわたるように心がけています。4年次になると、各人が希望する研究分野の教員の下に少人数に分かれ、ゼミナールと卒業研究に取り組むことになります。ゼミナールでは、論文あるいは専門書の講読や卒業研究に必要な特別講義を受けます。卒業研究では、学生諸君が独自のテーマを持って調査、設計、研究を指導教員と一体になって進めていきます。このような勉学を通じて、創造力、開発能力が養成され、人間的成長が形成されます。

卒業後の進路



 機械工学科を卒業した学生は、機械をはじめ、電気、建築などの工業界はもちろん、食品、服飾、出版などあらゆる分野で必要とされ、多くの先輩たちが活躍しています。さらに高度な学問の探求を志す学生は、大学院に進学してより専門的なテーマについて研究を行い、修士あるいは博士の学位を取得して、大学や研究機関で能力を発揮して社会に貢献しています。
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理工学部