近年、環境負荷軽減や原子力発電依存低減の観点から、再生可能エネルギーの導入が活発に進められていますが、その発電出力は天候に大きく左右されるため、出力やその基となる日射量の予測が必要となります。そこで、遺伝的アルゴリズムやニューラルネットワーク等の機械学習により日射量を高精度に予測する手法を開発しています。また、再生可能エネルギーの大量導入により電力品質の悪化が懸念されています。この電力品質を改善・向上させるため、次世代連系インバータの開発やSTATCOMの試作などを行っています。新しい電力ネットワークとして,基幹系統と中小規模系統とがデジタルグリッドルータ(多端子型電力変換器)で接続され、非同期連系した電力網(デジタルグリッド)について共同研究を行っています。